兵庫県立龍野高校テニス部事故を考えるウェブサイト

2007年5月24日、兵庫県立龍野高校テニス部の練習中に倒れ、いまも意識が戻らないリサさん。事故発生とその後の状況について検証し、ともに考えたいと思います。

足立区第三者委、自殺といじめの因果関係認める報告書を提出

[ 2013/11/24 08:39 ]
 2013年11月22日付毎日新聞は

 東京都足立区で2010年10月、区立中3年の男子生徒が学校でいじめを受け、
自殺した問題で、いじめと自殺の因果関係を調査していた第三者委員会
(委員長・横湯園子元中央大教授)は21日、「生徒を侮辱的な呼び名で呼ぶ行為が
1年生のころから繰り返され、いじめと自死との因果関係は明確」とする調査報告書
をまとめ、近藤弥生区長に提出した。区はこれまでいじめを認める一方、自殺との
因果関係は不明としてきた。
 男子生徒は10年10月25日に自宅で自殺し、学校の聞き取り調査で複数の
同級生が侮辱的な呼び名でからかうなどのいじめが確認された。
 生徒の遺書にも呼び名について「死にたいと思う原因はこれくらい」という記述が
あったが、区教育委員会は11年1月に「自殺との因果関係は不明」とする
調査報告書をまとめた。
 これに対し、両親が第三者による再調査を求め、外部識者4人による調査委員会が
設置された。区教委が当初、「因果関係は不明」としたことについて21日に記者会見
した第三者委の亀田徹副委員長(PHP研究所教育マネジメント研究センター長)は
「遺書から判断すれば因果関係があったと判断すべきだった」と指摘。近藤区長も
「判断が甘かった」と陳謝した。
 遺族の代理人弁護士は「二度とこのようなことが起こらないことを心から願います」
という遺族のコメントを読み上げた。
 一方、区は第三者委の61ページの報告書を遺族に示したが黒塗りの部分も多く、
「親であっても知ることができないのは遺憾」と疑問を投げかけるコメントも寄せた。

と報じました。

 10年6月、川崎市立中3年だった次男がいじめを苦に自殺した篠原宏明さんは
報告書の黒塗りについて、
「川崎市教委が作成したA4版46ページの調査報告書に黒塗りは一切なかった」
と指摘したうえで
「もちろん息子や加害生徒はそれぞれA、B、Cなどの表記だが、いじめの手口、
加害者の言動、息子の心の振れ、学校の対応や認識の甘さなどの問題点が全て
明らかにされた。黒塗りは、区や教委が絶対に勝手にやってはならない。
 必要な場合は当事者であるご遺族と話し合ったうえで実施すべき。その場合でも
関係者には黒塗りなしの報告書を提出するのが当たり前だ。いったいだれのための
報告書なのか。我が子がなぜ死を決意したか、その真実さえも隠されている」
と厳しく批判しています。

 第三者委員を務めた武田さち子氏(NPO法人・ジェントルハートプロジェクト理事)は、
「第三者委での審議において、川崎市教委が作成した報告書を示し『こんな黒塗り、
例がない』と主張したが、他の委員から『他と比較すべきではない』『そういう発言は
脅し』『事務局を混乱に陥れた』と非難された」
ことを明らかにしました。

 住友剛・京都精華大准教授は
「出してしまえば『なんだ、そうだったのか』という程度のことまで、何かに怯えて
黒塗り文書にしたり、開示を拒んだりするから、かえって不信と疑念を生んでしまう。
 いったい何が怖いのだろう?」
とコメントしています。

 これについて第三者委の横湯委員長は11月23日、東京都内で
「黒塗りは足立区の個人情報保護条例に基づいて区の職員が行った。
(報告書を提出した)翌日には、黒塗りを一部削除したものが保護者に渡されたと
聞いている」
と釈明しました。
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Author:heppoko runner
 子どもは社会の宝です。
 なぜなら20年後、30年後の社会を支えてくれるのは彼ら彼女らであり、彼ら彼女らのいのちや権利を粗雑に扱うということは、すなわち日本の、ひいては人類の未来に対する責任を放棄することです。
 そんな無責任な態度は、断じて許されません。
 子どものいのちと権利を守るために、わたしたちはなにをしなければならないのか?なにをしてはいけないのか?
 いっしょに考えていただきたいと思います。

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