兵庫県立龍野高校テニス部事故を考えるウェブサイト

2007年5月24日、兵庫県立龍野高校テニス部の練習中に倒れ、いまも意識が戻らないリサさん。事故発生とその後の状況について検証し、ともに考えたいと思います。

「指導死」親の会、文科省に申し入れ

[ 2013/11/21 09:26 ]
 2013年11月19日付朝日新聞東京本社版は

 学校での指導後に自殺した生徒の遺族でつくる「指導死」親の会が
18日、自殺に至った背景調査や再発防止策の徹底を文部科学省に求めた。
 代表世話人で、中2だった息子が2000年に自殺した大貫隆志さんは
「暴力や暴言など学校での生徒指導を苦に子どもが自死する事態が実際に
起きている。改善が必要だ」と訴えた。
 この日は大貫さんを含め、00~12年に子どもを失った遺族6人が
文科省を訪問。行き過ぎた指導を防ぐための注意喚起や、検証可能な
指導記録の整備などを要望した。

と報じました。

 大貫さんら遺族は、
「暴言や暴力など教師の不適切な指導が子どもたちを追い詰め、突発的な
自死につながるおそれがある。この事実を受け止め、再発防止に努めてほしい」
と口々に訴え、指導死が発生した場合、いじめ防止対策推進法に定める
「重大事態への対処」に準拠するよう求めました。
 これに対し池田宏・文科省生徒指導室長は「同法の規定には該当しない」
と回答したうえで、平成23年6月1日付で文科省初等中等教育局長が発した
「生徒の自殺が起きた時の背景調査の在り方について(通知)」は毎年見直す、
との方針を明らかにした、ということです。
 
 04年3月、当時中2の次男が担任教師から約40分にわたって密室で
1対1での指導を受けた直後、校舎4階から飛び降り自殺した安達和美さんは、
「事故報告書には『事故死』と記載されていた。長崎市教育委員会は今年になって
『自殺』と文科省に修正報告したが、原因は『その他(不明)』としたままで
事実を直視していないし、文科省は『参考事例の一つとして受理した』とするに
とどまっている。実態を検証しないで再発防止はできない」
と強調しました。

 02年3月、当時高1の長男が長期にわたる自宅謹慎処分を言い渡された
直後に自殺した西尾裕美さんは記者会見で、
「わたしたちは子どものいのちを守ってやれなかったことに責任を感じ、
反省している。しかし先生たちは、生徒のいのちを守れなかったことを反省
していない。反省しないから指導の見直しにつながらない。わが子のいのちを
無駄にしないため、二度と同様の事件を発生させないよう策を講じてほしい」
と声を震わせました。

 また12年10月、当時中2の長男が4人の教師から執拗な叱責を受けた直後に
自殺した父親は
「東広島市教委は第三者調査委員会を設置し報告書をまとめたが、その手法は
文科省の通知に沿ったものではない。調査は質的にも量的にも不十分だと
言わざるを得ないことに疑問をおぼえ、調査委に説明を求めたが
『遺族の質問に答える義務はない』との回答にとどまっている」
と強い憤りをあらわし、下村博文・文科相あてに
「東広島市教育委員会が行った事件後の対応について文部科学省のご見解を
ご回答ください」とする質問書を提出しました。

 大貫さんは
「07年以降、文科省には複数回にわたって指導死対策を申し入れているが、
具体的な進展はない」
と無念の思いを表明しました。
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heppoko runner

Author:heppoko runner
 子どもは社会の宝です。
 なぜなら20年後、30年後の社会を支えてくれるのは彼ら彼女らであり、彼ら彼女らのいのちや権利を粗雑に扱うということは、すなわち日本の、ひいては人類の未来に対する責任を放棄することです。
 そんな無責任な態度は、断じて許されません。
 子どものいのちと権利を守るために、わたしたちはなにをしなければならないのか?なにをしてはいけないのか?
 いっしょに考えていただきたいと思います。

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