兵庫県立龍野高校テニス部事故を考えるウェブサイト

2007年5月24日、兵庫県立龍野高校テニス部の練習中に倒れ、いまも意識が戻らないリサさん。事故発生とその後の状況について検証し、ともに考えたいと思います。

隠蔽と捏造(その15)

[ 2013/10/17 10:41 ]
 2011年10月に発生した大津市立中2年男子(当時)のいじめ自殺事件で、
同市が設置した第三者調査委員会の委員を務めた尾木直樹・法政大教授が
13年10月2日、法政大学で開催されたシンポジウムで

 私たち(調査委員=引用者注)をつき動かしたのは、子どもたちの声でした。
 自殺した中2男子生徒が在籍していた中学に最初に訪れた時、耳を澄ますと
廊下で生徒たちが、「尾木ママ~、隠ぺいされないでねー」と小さい声で叫んで
いたのです。つまり、もう子どもたちはよくわかっていて、学校との信頼関係と
いったものは完全になくなっている状態でした。
 校長室を出て、帰ろうとする時にも生徒たちに取り囲まれて
「隠ぺいされないでー」「隠ぺいされないでね~」と口々に子どもたちが言うのです。
 そういう声を聞いた以上、私たちは絶対にいい加減なことは出来ませんでした。

と述べていたことが明らかになりました。
http://www.janjanblog.com/archives/101426

 また13年10月12日付産経新聞は、

 文部科学省の有識者会議は11日、「いじめ防止基本方針」を取りまとめ、
下村博文文科相に提出した。自殺など重大ないじめに対し、教育委員会に
調査を担う付属機関を常設することを促し、その構成員に第三者の参加を
求めて中立性を確保した。(中略)
 いじめ防止法で定められた調査組織の設置について、問題が起きてから
立ち上げるのでは遅いと指摘。各教委の下に日頃からいじめに対応する
付属機関を設置し、この機関が調査を行うことが「望ましい」と踏み込んだ。
 調査組織の構成については、弁護士や医師ら専門知識のある第三者を
具体的に明示。いじめ事案の関係者と利害関係がないことや、学会や職能団体
の推薦を要件に盛り込むことで中立性を確保した。被害者側の「知る権利」
については、教委や学校が被害者側に「情報を適切に提供する責任がある」
と明記した。
(後略)

と伝えました。

 これについてNPO法人・ジェントルハートプロジェクトの武田さち子理事は、
「行政に都合のよい調査組織として固定化されることがないよう、注視する必要が
ある。調査委員の顔ぶれが固定化されたら、調査結果も固定化されかねない」
と、懸念を表明しました。
 また被害者側の「知る権利」について、教委や学校が被害者側に「情報を適切に
提供する責任がある」と明記したことは画期的、と評価したうえで、
「いじめ防止対策推進法施行後に発生した事案のみに限定することは、許すわけ
にはいかない」として、
「精緻な調査なくして再発防止策を策定することなどあり得ない。07年5月24日に
発生した龍野高テニス部事故についてもきちんと調査し、結果を保護者に伝える
べきだ」との考えを示しました。
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heppoko runner

Author:heppoko runner
 子どもは社会の宝です。
 なぜなら20年後、30年後の社会を支えてくれるのは彼ら彼女らであり、彼ら彼女らのいのちや権利を粗雑に扱うということは、すなわち日本の、ひいては人類の未来に対する責任を放棄することです。
 そんな無責任な態度は、断じて許されません。
 子どものいのちと権利を守るために、わたしたちはなにをしなければならないのか?なにをしてはいけないのか?
 いっしょに考えていただきたいと思います。

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