兵庫県立龍野高校テニス部事故を考えるウェブサイト

2007年5月24日、兵庫県立龍野高校テニス部の練習中に倒れ、いまも意識が戻らないリサさん。事故発生とその後の状況について検証し、ともに考えたいと思います。

大川小遺族、文科省に意見書を提出

[ 2013/10/02 10:15 ]
 2013年10月1日付河北新報は

 東日本大震災で児童・教職員計84人が死亡、行方不明になった
宮城県石巻市大川小の児童の遺族有志が30日、第三者の事故検証
委員会について「なぜ子どもたちが命を落とさなければならなかったのか、
という核心に触れていない」として、改善を求める意見書を文部科学省に
提出した。
 遺族6人が東京・霞が関の文科省を訪問した。元高校教諭の義家弘介
文科政務官が応対し、意見交換した。
 遺族側は「一番知りたいのは、教職員が一緒にいて地震発生から津波到来
まで51分間ありながら、なぜ子どもたちが校庭から1分で登れる山に避難
させてもらえなかったかということ」と強調。検証作業を始めて8カ月近く
たつのに核心部分の議論に入らず、遺族の意見が反映されない点なども
指摘した。(中略)

 「学校管理下で多くの子どもたちが亡くなった原因を検証してほしいのに、
その方向に進んでいない。このままでは事実と違う検証結果が残され、
教訓にもならない」
 わが子の死と向き合い続ける石巻市大川小の児童の遺族は文部科学省に
意見書を提出した後、記者会見で検証委員会への不信感を訴えた。
 検証委は、遺族が市教委の対応に不満を募らせる中、文科省主導で
設置された。これまで4回の会合を開き、7月に中間とりまとめを公表、
12月に最終報告を出す予定。(後略)

と伝えました。

 遺族は記者会見終了後、取材に対し
「避難するための時間も情報も手段もあったにもかかわらず校庭にとどまった。
 学校は子どもを守る組織として機能しなかったことは明らかだ」と述べました。
 検証委については、
「検証委員会の設置は遺族の要望を受けたもの、という一部報道はあるが
事実ではない。遺族は『なにがあったのか』を知りたいだけ。この思いに
応えてくれるのであれば、だれが調査しようとかまわない」とし、
「委員の選任については遺族からも複数回にわたって要望を申し入れたが、
まったく無視された」と不満を表しました。

 そのうえで、
「文科省は専門家を集めたベストの布陣と説明しているが、ではなぜ心理学の
専門家が津波に関する工学的な解析を担当しているのか。まったく理解できない。
 『未曽有の大災害だから予見できなかった。仕方がなかった』という結論に
誘導しようとしているとしか思えない」と口々に訴えました。

 義家政務官(当時)は遺族との面談に際し、
「議論を尽くさないと検証とはいえない。最終報告も12月というラインを引く
必要はない。児童生徒の身体生命の安全を守ることが学校における一義的な
責任だ。そして文科省には説明責任がある」と明言しました。

 義家政務官の言葉が現実のものになることを切に祈るものです。
 そして、これを大川小だけの特殊事例にしてはいけません。
 遺族からは
「(いじめや指導死、スポーツ事故など)学校の問題で命を落とす子どもが
多すぎる。いま声をあげて変えていかなければ、悲しみ・苦しみはまた
繰り返される」との言葉が聞かれました。
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heppoko runner

Author:heppoko runner
 子どもは社会の宝です。
 なぜなら20年後、30年後の社会を支えてくれるのは彼ら彼女らであり、彼ら彼女らのいのちや権利を粗雑に扱うということは、すなわち日本の、ひいては人類の未来に対する責任を放棄することです。
 そんな無責任な態度は、断じて許されません。
 子どものいのちと権利を守るために、わたしたちはなにをしなければならないのか?なにをしてはいけないのか?
 いっしょに考えていただきたいと思います。

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