兵庫県立龍野高校テニス部事故を考えるウェブサイト

2007年5月24日、兵庫県立龍野高校テニス部の練習中に倒れ、いまも意識が戻らないリサさん。事故発生とその後の状況について検証し、ともに考えたいと思います。

大人の責任について

[ 2013/09/10 10:02 ]
 2013年9月1日付朝日新聞「ザ・コラム」で、大久保真紀編集委員が
「女子高校生と外交官 きちんと向き合う大切さ」と題し

 1995年9月28日の夕方。私は東京・南麻布のフランス大使館の前に
いた。いまかいまかと、大使館に入った女子高校生4人が出てくるのを
待っていた。
 この年に再開されたフランスの核実験に反対する署名を高校生が大使館に
届けるという連絡を前日、受けた。(中略)

 「ちゃんと対応してくれたね」。彼女たちは興奮気味に経緯を話した。
 感動した私はその夜、社に戻って長い原稿を書いた。翌日の夕刊社会面に
「『反核の声、聞いて』女子高生4人 2000人の署名携え訪問 
仏大使館の門が開いた 2時間異例の応対」という記事が載った。(中略)

 起きたこと、起きていることを子どもにきちんと伝え、議論することが
日本人は苦手だ。高校生の「あの日の出来事」は、大人が若い人にきちんと
向き合うことの大切さを教えてくれる。

と書いています。
http://digital.asahi.com/articles/TKY201308310478.html

 18年前の高校生たちの姿が、13年8月25日放映されたNHKスペシャル
「僕はなぜ止められなかったのか?~いじめ自殺・元同級生の告白~」に
登場した小島萩司(しゅうじ)くんに重なります。
http://www.nhk.or.jp/special/detail/2013/0825/index.html

 亡くなった篠原真矢くんの父、宏明さんは

 小島君だけではなく、うちに来る子どもたち全てが心に大きな傷を抱え、
それぞれ後悔と自責の念を抱えています。
 子どもたちみんなが集まって楽しそうにしていたシーンが番組の最後の
ほうに映っていたと思うのですが、実はあの後、1人1人がそれぞれの想いを
ボロボロになって泣きながら語り始めました。
 あまりにも壮絶でリアルな光景だったので、NHKもカメラを回すのをやめ、
みんなで当時の反省や、今日まで抱えてきたものを吐き出したものです。
 
 友だちを失った彼らの喪失感というのは、両親が感じるそれとはまた違った
ものであり、その後悔も私たちが思うそれとは違う、胸をえぐられるような
ものでした。
 
 私たち大人は、こんな辛い想いを抱える子どもたちを二度と生み出しては
ならない・・・
 今回の彼らとの腹を割った対話から、きれい事ではなく、心の底から
そう思いました。
 
 降りかかるリスクを恐れず、実名と顔出しを引き受けてくれた小島君の
勇気に感謝し、私たちも「損か、得か」で選択するのではなく
「正しいか、間違っているか」で判断できる大人であり続けたいと、
強く思った次第です。

と、コメントしています。

 篠原宏明さんの言葉を、すべての大人が真剣に受け止め、考えなければ
ならない、と痛感しています。
 同時に、学校管理下で行われていた部活動の練習中に発生した事故である
にもかかわらず調査もせず、現場にいた生徒たちの心のケアにも配慮せず、
それどころか彼女たちに責任を転嫁するかのような発言を繰り返した
石原元秀・龍野高校長(当時、現・岡山白陵中高校長、兵庫県上郡町教育委員)
の、「若い人にきちんと向き合っていない」無責任な対応を追及することも、
これまた不可欠だと確信しています。
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heppoko runner

Author:heppoko runner
 子どもは社会の宝です。
 なぜなら20年後、30年後の社会を支えてくれるのは彼ら彼女らであり、彼ら彼女らのいのちや権利を粗雑に扱うということは、すなわち日本の、ひいては人類の未来に対する責任を放棄することです。
 そんな無責任な態度は、断じて許されません。
 子どものいのちと権利を守るために、わたしたちはなにをしなければならないのか?なにをしてはいけないのか?
 いっしょに考えていただきたいと思います。

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