兵庫県立龍野高校テニス部事故を考えるウェブサイト

2007年5月24日、兵庫県立龍野高校テニス部の練習中に倒れ、いまも意識が戻らないリサさん。事故発生とその後の状況について検証し、ともに考えたいと思います。

文科省への陳情について

[ 2013/08/29 15:49 ]
 2013年8月27日付毎日新聞は、

 いじめや教師による不適切な指導で子供が自殺したと訴えている、
大津市、奈良県橿原市など全国5件の保護者らが26日、文部科学省を
訪れ、いじめ防止対策推進法の適切な運用などを要望した。
 事実関係の調査について自治体や教育委員会への指導も求めた。
 要望に訪れたのは大津市立中2年男子(2011年10月発生)
▽橿原市立中1年女子(今年3月)▽鹿児島県出水市立中2年女子
(11年9月)▽新潟県立高田高3年男子(12年7月)
▽東広島市立中2年男子(12年10月)−−の計5件の自殺案件で、
子供や孫を失った親や祖父、代理人ら約10人。
 文科省生徒指導室長らと約1時間、公開で面談し、生徒や教員に
対するアンケート結果の遺族への公表、遺族の意向を踏まえた公正な
第三者委員会の設置などを求めた。
 記者会見した大津市の男子生徒の父親は「それぞれ別案件だが、
要求の中身は一致している。私たちが今やれるのは、再発防止に
つなげる取り組みしかない」と話した。
 文科省は要望内容を該当する県教委に伝えると共に、いじめ防止
対策推進法の基本方針を検討している有識者会議にも報告する。

と報じています。

 このうち橿原市と出水市の遺族は、自殺はいじめに起因するものと
主張し、新潟県と東広島市の遺族は、自殺は教師の不適切な指導による
ものと主張しています。

 橿原市立中1年女子の母親は、同市教委が遺族の意向を無視して
調査委を設置したことに言及し、「名ばかり調査委を、不祥事を隠蔽
する手段にしてはならない」と指摘しました。
 そのうえで、現状は「保護者」対「学校・市教委」という構図に
なっているが、
「大人同士が対立することは本意ではない。学校と市教委には調査と
原因究明に協力してほしい。そして再発防止に努めることがなによりも
大事だ」と訴えました。

 出水市立中2年女子の祖父も、同市教委が事故調査委および事故調査
専門委を設置したものの、それぞれの委員の選任については市教委の
専管事項として遺族の意向は全く配慮されなかった、と主張しました。
 専門委に至っては委員の氏名も非公開で、生徒や遺族への事情聴取も
行わないまま調査報告書の内容を承認したとし、
「いかなる議論を行って、いかなる根拠に基づいて承認したかも不明だ」
と疑問を呈しました。
 学校は、生徒が亡くなってから約1週間後に全校生徒を対象にアンケート
調査を実施していますが、
「生徒たちは『アンケートにいじめのことを書いた』と証言しているのに、
市教委は『いじめではなくいたずらで、自死との因果関係は確認できず、
原因は不明』と結論づけた。アンケートを開示するよう求めているが、
『開示すれば二次被害が発生する』という理由で拒否されたままだ」
と、その対応に強い不満を表しました。

(この項、つづく)
スポンサーサイト
コメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する
トラックバック
この記事のトラックバックURL

プロフィール

heppoko runner

Author:heppoko runner
 子どもは社会の宝です。
 なぜなら20年後、30年後の社会を支えてくれるのは彼ら彼女らであり、彼ら彼女らのいのちや権利を粗雑に扱うということは、すなわち日本の、ひいては人類の未来に対する責任を放棄することです。
 そんな無責任な態度は、断じて許されません。
 子どものいのちと権利を守るために、わたしたちはなにをしなければならないのか?なにをしてはいけないのか?
 いっしょに考えていただきたいと思います。

最新トラックバック