兵庫県立龍野高校テニス部事故を考えるウェブサイト

2007年5月24日、兵庫県立龍野高校テニス部の練習中に倒れ、いまも意識が戻らないリサさん。事故発生とその後の状況について検証し、ともに考えたいと思います。

横浜商大高柔道部事故、東京高裁判決が確定へ

[ 2013/07/21 08:32 ]
 当ブログ2013年7月8日付記事の続報です。

 13年7月17日付神奈川新聞は

 私立横浜商科大学高校(横浜市旭区)柔道部の練習中の事故で
元生徒の男性が重度の障害を負ったのは顧問が注意義務を怠ったことが
原因として、同校に約1億8700万円の損害賠償を命じた東京高裁判決
について、同校が16日、上告を断念する意向を明らかにした。
 学校側の過失を認定した控訴審判決が確定する。上告期限は19日。
 原告は、事故当時1年だった男性と両親ら。
 3日の控訴審判決によると、男性は08年4月に同校柔道部に入部。
 同5月、大会会場で準備運動もなく、経験も体格も異なる同級生に
投げられ、急性硬膜下血腫を発症。意識不明の状態が続いている。
 判決は「初心者である男性が技量差も体格差もある同級生と練習を
行えば、傷害を負う危険性を予見できたが、顧問は注意義務を怠った」
として、学校側の過失を認定していた。
 同校は「判決についてのコメントは差し控えたい」とした上で、
「今後は一層安全対策に取り組んでいく」とした。
 男性の父親は「初心者に対する配慮と指導を徹底してほしい」と話した。

と報じています。

 上記東京高裁判決は、
「学校の教育活動の一環として行われる部活動において、生徒は
担当教諭の指導監督に従って行動するのであるから、担当教諭は、
できる限り生徒の安全にかかわる事故の危険性を具体的に予見し、
その予見に基づいて当該事故の発生を未然に防止する措置を執り、
部活動中の生徒を保護すべき義務を負う」
という最高裁判決(06年3月13日第2小法廷)に準拠しています。

 これは、当ブログ13年5月16日付記事でご紹介した大津地裁判決と
軌を一にするものであり、部活動の指導における顧問教諭の注意義務に
ついて明確に認定した、きわめて意義のある判決です。
 これが確定します。
スポンサーサイト
コメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する
トラックバック
この記事のトラックバックURL

プロフィール

heppoko runner

Author:heppoko runner
 子どもは社会の宝です。
 なぜなら20年後、30年後の社会を支えてくれるのは彼ら彼女らであり、彼ら彼女らのいのちや権利を粗雑に扱うということは、すなわち日本の、ひいては人類の未来に対する責任を放棄することです。
 そんな無責任な態度は、断じて許されません。
 子どものいのちと権利を守るために、わたしたちはなにをしなければならないのか?なにをしてはいけないのか?
 いっしょに考えていただきたいと思います。

最新トラックバック