兵庫県立龍野高校テニス部事故を考えるウェブサイト

2007年5月24日、兵庫県立龍野高校テニス部の練習中に倒れ、いまも意識が戻らないリサさん。事故発生とその後の状況について検証し、ともに考えたいと思います。

全国学校・事故事件を語る会、文科相に要望書提出

[ 2010/06/19 12:13 ]
 全国学校事故・事件を語る会(代表世話人、内海千春氏・宮脇勝哉氏)は6月18日、
川端達夫文科相に「学校事故・事件発生時の被害者・遺族への対応のあり方について」
との要望書を提出しました。
 以下に引用します。

1:学校事故・事件の被害者・遺族に対する支援の充実。とりわけ、下記の事柄に関する
取り組みを、早急に実施すること。
(1)被害者・遺族の知る権利を認め、その行使にあたっては積極的に支援すること。
(2)被害者・遺族側に対し、事故・事件の経過及び事実を積極的に開示し、説明責任を
果たしうるシステムを構築すること。特に、事故・事件発生時の調査記録等は必ず保存し、
被害者・遺族側の開示請求等に応じるようにすること。
(3)被害者・遺族の事故後の二次被害を積極的に防止するとともに、二次被害が発生
した際には、迅速なケアを実施する体制を整備すること。

2:個々の事故・事件の経過や事実をふまえ、原因を究明し、速やかに再発防止策を
検討し実施すること。

3:前記1・2の前提となるべきこととして、個々の事故・事件の経過及び事実解明の
ためのシステムを構築すること。

 皆さんは要望書を読んで、どのような感想をお持ちでしょうか?
 ここには、あたりまえのことしか書いてありません。
 そして、あたりまえのことが行われていないのが、学校という特殊な世界なのです。
 これまでにも縷々述べてきたように、リサさんがテニス部の練習中に倒れてから3年
たちましたが、学校からは一切説明がありません。
 それどころか、学校関係者にありもしないことをでっちあげられ、リサさんと
ご家族の名誉が著しく毀損されています。
 龍野高校も兵庫県教委も話し合いにすら応じず、「不満があるなら提訴しろ」
と言い放ちました。
 とても信じられないでしょうが、これが現実に起こっていることなのです。
 そしてリサさんと同様の事案が、全国各地に多数存在します。
 その一例として「滋賀県愛荘町立秦荘中学校柔道部事件」をあげます。
 http://judojiko.blog58.fc2.com/
を、ぜひご参照ください。
 
 先生たちは生徒たちに、日本は法治国家であること、何人も法の下では平等で
あること、基本的人権を尊重すべきことを教えています。
 だったら、その教えた内容を具体的に行動で示すべきです。
 よもや先生たちは、
「生徒たちに理想と現実、建前と本音のギャップを目の当たりにさせることこそ、
有意義な教育である」
などとは、お考えではないでしょう。
 それとも先生たちは、
「教室で生徒に向かってしゃべっていることは、所詮はきれいごとでお題目に
すぎない」
などとお考えなのですか?
 そんな先生は、一刻も早く教壇から去るべきです。

 理想は一日にして実現するものではありませんし、実現するための特効薬が
あるわけでもありません。
 しかし理想を高く掲げ、その実現に向けて一歩ずつ前進していくことこそが
民主主義社会のありかたであり、教育とはすなわち、民主主義社会の一員として
自ら考え判断し行動する、自立した人格を育成することが目的です。
 自尊意識を育み、自分を大切にすることは、すなわち他者の権利利益を尊重する
ことだと生徒たちが実感できるように、自ら率先垂範することこそ教師の果たす
べき役割だとぼくは考えます。
 皆さんは、いかがお考えでしょうか?
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heppoko runner

Author:heppoko runner
 子どもは社会の宝です。
 なぜなら20年後、30年後の社会を支えてくれるのは彼ら彼女らであり、彼ら彼女らのいのちや権利を粗雑に扱うということは、すなわち日本の、ひいては人類の未来に対する責任を放棄することです。
 そんな無責任な態度は、断じて許されません。
 子どものいのちと権利を守るために、わたしたちはなにをしなければならないのか?なにをしてはいけないのか?
 いっしょに考えていただきたいと思います。

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