兵庫県立龍野高校テニス部事故を考えるウェブサイト

2007年5月24日、兵庫県立龍野高校テニス部の練習中に倒れ、いまも意識が戻らないリサさん。事故発生とその後の状況について検証し、ともに考えたいと思います。

石原元秀氏について(その9)

[ 2013/05/16 05:26 ]
 2013年5月15日付神戸新聞は

 兵庫県内では14日、熱中症とみられる症状による救急搬送が相次いだ。
 神戸新聞社のまとめでは、県内で計9人。小野市内の小学校では
午後3時ごろ、運動会の練習中に5年と6年の女子児童2人が搬送された。
 同市教育委員会は、熱中症に注意するよう各学校に通知文を出し、
予防のためのリーフレットを配った。(後略)

と報じています。

 また13年5月14日付朝日新聞東京本社版夕刊は、国立環境研究所
や各地の消防へ取材した結果、
「5月に入ってから少なくとも42人が熱中症で搬送された」
と伝えています。
 上記記事のなかで、三宅康史・昭和大学教授(救急医学)は
「この時期は、屋外で学校行事やスポーツを行う若い人こそ注意が必要。
急に気温が上がるため、体が慣れていない」
と指摘しています。

 三宅氏の発言は、文部科学省と独立行政法人・日本スポーツ振興センターが
03年6月30日付で作成し、全国の小中高校などに配布した
『熱中症を予防しよう-知って防ごう熱中症-』という冊子にある、
「気温が高いと熱中症の危険が高まりますが、それほど気温が高くなくても
湿度が高い場合は発生します」
「また急に暑くなり、体が暑さに慣れていないときに多く発生します。
 暑さに慣れるまでは、短時間で軽めの運動から始め、徐々に慣らして
いきましょう」
「試験休みや病気の後など、しばらく運動をしなかったときなど、急に
激しい運動をすると熱中症が発生することがあるので、注意しましょう」
という記載と合致するものです。

 学校とは、すべての生徒が心身ともに健康に成長すべき場所であり、
そのために安心安全な教育環境を整備するのが校長の責務です。

 しかし龍野高校長だった石原元秀氏(現・岡山白陵中高校長、
兵庫県上郡町教育委員)は12年12月7日、神戸地裁で行われた尋問に際し
「熱中症について聞いたことがない」
と言い切りました。
 同氏が、生徒の身体生命の安全を守るという意識に決定的に欠けている
のは明らかです。

 03年の段階で文科省などが熱中症について各学校に注意を喚起していた
という事実に鑑みれば、石原氏が具体的な熱中症予防策を講じず、ただ漫然と
「知らなかった」で済ませられるほど、生徒のいのちは軽いものではありません。
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Author:heppoko runner
 子どもは社会の宝です。
 なぜなら20年後、30年後の社会を支えてくれるのは彼ら彼女らであり、彼ら彼女らのいのちや権利を粗雑に扱うということは、すなわち日本の、ひいては人類の未来に対する責任を放棄することです。
 そんな無責任な態度は、断じて許されません。
 子どものいのちと権利を守るために、わたしたちはなにをしなければならないのか?なにをしてはいけないのか?
 いっしょに考えていただきたいと思います。

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