兵庫県立龍野高校テニス部事故を考えるウェブサイト

2007年5月24日、兵庫県立龍野高校テニス部の練習中に倒れ、いまも意識が戻らないリサさん。事故発生とその後の状況について検証し、ともに考えたいと思います。

筋金入りの隠蔽体質@神戸市(その10)

[ 2013/04/09 20:11 ]
 2013年4月9日付毎日新聞「記者の目」で千葉紀和記者が、
「いじめ対策法整備」というタイトルで、いじめ対策推進基本法案
をめぐる議論について書いています。

 このなかで
「大津の第三者委が機能したのには理由がある。
 まず公平性と透明性の確保だ。委員6人の半数に遺族推薦の
識者を加え、調査過程も説明した。次に事実確認を重視し、
生徒や教師らのべ56人から直接聞き取った。更に最も重要な点は、
多くの内部資料を調べることができたことだ。学校への捜索で
滋賀県警が押収した教師のメモ類のコピーが市から提供され、
個人情報保護を名目に非公開だった生徒アンケートや市教委資料の
黒塗り部分も市長が開示させた。
 裏を返せば、自治体側のさじ加減で「真相」が闇に葬られるという
証左でもある。
 同時期に起きた愛知県刈谷市や鹿児島県出水市の生徒自殺では、
第三者委員の氏名さえ非公開だった。
 第三者による調査の原則化と併せ、国として調査方法と情報開示の
基準の確立も進めてほしい」
と指摘しています。

 神戸市教委は千葉記者が危惧しているとおり、「真相を闇に葬る」
ために全力をあげています。

 当ブログ13年3月26日付記事でご紹介した、神戸市立小の
いじめ恐喝事件について。
 保護者らは、森本純夫・神戸市教育委員長に面談を申し入れる文書を
13年3月25日付で送りました。
 これに対して「教育委員会事務局 指導課 生徒指導係」は
同年3月29日付で

 お問い合わせの件ですが、教育委員会としましては、これまでも
市会の常任委員会において、裁判所に対して提出しました
「調査嘱託書(回答)」の記載内容や「生徒指導に関する状況報告」
への記載の件など、答弁させていただいています。教育委員会としての
「いじめ・恐喝の事実があったかなかったかは断定できない」という
判断は、変わることはございません。従いまして、面談の申し入れが
ございましたが、お会いする必要はないと考えております。

との文書を送ってきました。

 確認しておきますが、保護者らが作成した文書の送付先は
森本純夫・神戸市教育委員長であり、あくまで私信です。
 なのになぜ「教育委員会事務局 指導課 生徒指導係」が
私信の内容を把握し、回答文を作成したのでしょう?
 その理由はわかりません。

 しかも文書番号もなく、公印の押捺もありません。
 すなわち公文書としての体裁を調えていないのですから、
何者かが市教委部局の名をかたって個人的な考えを伝えたに過ぎない、
と判断するよりほかありません。

 つまり神戸市教委のガバナンスは機能していません。
 これは森本委員長の管理責任を問うべき、きわめて重大な問題です。

 しかも当ブログでも繰り返し指摘してきましたが、市議会における
林弘伸・神戸市教委指導部長(当時)らの答弁には根拠がなく、
虚偽であるとの疑いが払拭しきれていないものです。
 市民の人権が著しく侵害されたにもかかわらず、これを是正しようと
しない神戸市教委の姿勢は、まさに行政としてあるまじきものです。

 なぜ事実を明らかにしようとせず、隠蔽と捏造に血道をあげているのか?
 神戸市教委はだれを、なにを守ろうとしているのか?
 謎は深まるばかりです。
 神戸市の姿勢は大津市とは真逆、と言わざるを得ません。
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Author:heppoko runner
 子どもは社会の宝です。
 なぜなら20年後、30年後の社会を支えてくれるのは彼ら彼女らであり、彼ら彼女らのいのちや権利を粗雑に扱うということは、すなわち日本の、ひいては人類の未来に対する責任を放棄することです。
 そんな無責任な態度は、断じて許されません。
 子どものいのちと権利を守るために、わたしたちはなにをしなければならないのか?なにをしてはいけないのか?
 いっしょに考えていただきたいと思います。

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