兵庫県立龍野高校テニス部事故を考えるウェブサイト

2007年5月24日、兵庫県立龍野高校テニス部の練習中に倒れ、いまも意識が戻らないリサさん。事故発生とその後の状況について検証し、ともに考えたいと思います。

刈谷工高元校長の不謹慎な発言

[ 2013/03/08 07:55 ]
 2013年2月22日付毎日新聞は

 11年6月に愛知県刈谷市の県立刈谷工業高2年、山田恭平さん
(当時16歳)が自殺した問題で、鈴木直樹元校長=現刈谷市副市長=
が遺族宅に弔問に訪れた際、恭平さんの兄の大学進学について
「お役に立てるのなら」と提案をしていたことが分かった。
 同校は当初、恭平さんの所属していた野球部で体罰があったことも
公表しておらず、さらに自らの権限を利用して懐柔を図ろうとする
ような姿勢に遺族側は「不謹慎だ」と不信感を募らせている。
 鈴木元校長は退職後、昨年4月から副市長を務めている。
 恭平さんの母優美子さんによると、恭平さんの自殺が報道された昨夏、
再び訪れ「発言を撤回したい」と話したという。
 鈴木元校長は毎日新聞の取材に対し、「大学の情報を伝えたつもり
だった。誤解され、残念だ」と話している。

 優美子さんによると、鈴木元校長が弔問に訪れたのは11年11月6日
の昼。愛知県教委には伝えずに一人で来て、恭平さんの父と会ったという。
 野球部や恭平さんのクラスの様子などを伝えた後、当時浪人生だった
兄について
「こういう立場(校長)にいるので、うまく大学に入れていくとか、大学関係者
に頼むと入って行けるとか。校長のところにそういう人たちがよく来るんです。
よかったらぜひ私に」と持ちかけた。
 さらに「私の気持ちとしてお役に立てるのであればやってあげたい。
山田さんと縁があるわけですから」などと述べたという。

 遺族側は返答しなかったが、「不謹慎」として話には応じなかった。
 優美子さんは取材に「大学進学を保証する懐柔策ではないかと受け取った」
と証言。学校は11年6月末に県教委に提出した報告書で体罰には言及して
おらず、「心苦しく思っていたのだろう」とも語った。
 優美子さんによると、恭平さんは当時所属していた硬式野球部の顧問が
体罰をするのを嫌っていた。恭平さん自身は殴られたことはなかったが、
部を辞めようと学校に行かなくなり、顧問に呼び出しを受けた2日後に自殺した。
 学校は今年1月、体罰の記述を追加するなど報告書を修正すると遺族側に
申し入れている。
 兄は1年浪人の後、大学に進学した。東海地方にある私立大学関係者は
「一部大学は学生確保のため推薦入学に力を入れており、校長の推薦文は
決め手になる」という。

と報じています。

 まず事実を確認しておきますが、恭平さんの兄は刈谷工高とは別の高校の
卒業生です。
 にもかかわらず鈴木氏は、なんらかの便宜を図る用意があることを
自ら申し出たというわけです。

 あらためていうまでもありませんが、大学入試は公平性・公正性・透明性を
担保することが不可欠です。
 にもかかわらず、県立高校長が不正行為に手を染めるよう教唆するかのような
発言をしていたのです。
 きわめて不適切です。
 大村秀章・愛知県知事には、徹底した調査を行い事実関係を明らかにするよう
要望いたします。

 なお上記記事中に「恭平さんが学校に行かなくなった」という記述がありますが、
不登校状態だったという事実はありません。
 複数の資格を取得しようと意欲的でしたし、英語検定も受検する予定でした。
 この点、確認しておきます。
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heppoko runner

Author:heppoko runner
 子どもは社会の宝です。
 なぜなら20年後、30年後の社会を支えてくれるのは彼ら彼女らであり、彼ら彼女らのいのちや権利を粗雑に扱うということは、すなわち日本の、ひいては人類の未来に対する責任を放棄することです。
 そんな無責任な態度は、断じて許されません。
 子どものいのちと権利を守るために、わたしたちはなにをしなければならないのか?なにをしてはいけないのか?
 いっしょに考えていただきたいと思います。

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