兵庫県立龍野高校テニス部事故を考えるウェブサイト

2007年5月24日、兵庫県立龍野高校テニス部の練習中に倒れ、いまも意識が戻らないリサさん。事故発生とその後の状況について検証し、ともに考えたいと思います。

義家文科政務官、第三者委設置に前向きな姿勢示す

[ 2013/03/01 19:10 ]
 2013年2月28日付朝日新聞東京本社版は

 義家弘介文部科学政務官は27日、私立中学でいじめを受けた後に
2006年に自殺した愛知県の高校2年、高橋美桜子さん(当時16)
の遺族と面会した。
 義家氏は「学校法人を所管する愛知県と連携しながら、責任をもって
話をする」と述べ、私立学校に対しても、国として積極的な対応を取る
姿勢を示した。
 母親の典子さんは「学校側は謝罪も反省もなく、いじめの事実すら
認めない」と訴えた。
 義家氏は「県が第三者調査委員会を置くのか、学校にしっかり指導
してもらうか。いずれにせよ、何らかの対応をしてもらう」と述べた。
(後略)

と報じています。

 義家政務官は高橋さんに、
「学校事故・事件の被害者家族にお会いしたら、皆さん
『ただ本当のことを知りたいだけなのに、だれも本当のことに向き合おうと
しない。それが悲しい』と異口同音に言われる。
 学校は学校のためにあるのではないし、大人の都合のためにあるのでもない。
 まず守るべきは子どもたちだ」
と述べました。

 さらに
「公立も私立も公教育の一翼を担っていることに変わりはない。そして
公教育の最終責任は国にある」
とし、第三者調査委員会については
「文科省が直接設置できるわけではないが、自治体に対して指導と助言を行う
ことはできる」
と明言しました。

 美桜子さんは名古屋経済大学市邨中学校1年生だった02年。
 複数の同級生からいじめに遭って転校を余儀なくされ、その後、解離性障害を
発症し06年自殺しました。
 高橋さんは、中学校でのいじめが自殺の原因だとして、学校設置者である
学校法人・市邨学園などを相手取って損害賠償請求を提訴。
 名古屋地裁は、いじめがあったことと、学校側が本人と保護者から訴えがあった
にもかかわらず、これを放置したことを事実として認定し、いじめと自殺の
因果関係も認める原告勝訴判決を言い渡しました。
 名古屋高裁は、いじめと自殺の相当因果関係については認めませんでしたが、
解離性障害を発症したこととの因果関係は認めています。

 しかし澁谷有人・名経大市邨中高校長は12年12月26日。
 すなわち名古屋高裁で控訴審判決が言い渡された翌日、同校の校長ブログに
「ひとまず、ホッとしました。高裁の判決で、『いじめ及びその放置と自死との
間に因果関係がない』とされました」
「これまでご心配をおかけした皆様に御礼を申し上げます」
などと書き込んでいました。

 これについて義家氏は、
「言葉にならないほどの憤りをおぼえた」
と強い不快感を表明しました。

 高橋さんは13年2月26日、上記ブログの削除と謝罪を求める申入書を
市邨学園に送りました。
 2月28日、澁谷校長の上記コメントが削除されたことを確認しましたが、
3月1日時点で謝罪はない、とのことです。

 高橋さんは
「末岡煕章理事長以下市邨学園関係者は、真実を知りたいという遺族の思いに
応えるべきだ」
としたうえで、
「義家政務官の言葉を、たいへん心強く思っている。大村秀章・愛知県知事に
第三者委の設置を要望し、その経過についても逐一政務官に報告する」
と述べました。

 大村知事は県立刈谷工高で発生した自殺事件について、県教育委員会とは
無関係の第三者委を、知事部局に設置することを決定しています。
 そして井戸敏三・兵庫県知事が、大村知事の英断に倣って、
龍野高校テニス部事故調査委員会を設置することを期待してやみません。
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heppoko runner

Author:heppoko runner
 子どもは社会の宝です。
 なぜなら20年後、30年後の社会を支えてくれるのは彼ら彼女らであり、彼ら彼女らのいのちや権利を粗雑に扱うということは、すなわち日本の、ひいては人類の未来に対する責任を放棄することです。
 そんな無責任な態度は、断じて許されません。
 子どものいのちと権利を守るために、わたしたちはなにをしなければならないのか?なにをしてはいけないのか?
 いっしょに考えていただきたいと思います。

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