兵庫県立龍野高校テニス部事故を考えるウェブサイト

2007年5月24日、兵庫県立龍野高校テニス部の練習中に倒れ、いまも意識が戻らないリサさん。事故発生とその後の状況について検証し、ともに考えたいと思います。

筋金入りの隠蔽体質@豊橋市(その3)

[ 2013/01/31 08:25 ]
 2013年1月30日付朝日新聞名古屋本社版は

 2010年に浜名湖でボートが転覆して中学1年の女子生徒が
死亡した事故で、通っていた中学校の卒業アルバムに事故のことを
掲載するかで遺族と学校が対立している。
 掲載を求めている遺族に対して、学校側は「生徒のフラッシュバック
を起こすかもしれない」と掲載しない考えだ。

 事故は、愛知県豊橋市立章南中学校の野外活動中に起きた。
 死亡した西野花菜さん(当時12)の両親が豊橋市などを提訴し、
昨年10月、引率教員の責任も認める形で和解が成立した。
 市教育委員会によると、学校側が昨年12月、花菜さんが写っている
入学式や教室での写真を卒業アルバムに掲載したいと両親に申し出た。
 両親は「事故のことや、裁判の和解文も載せてほしい」と求めたが、
教員と保護者らによる検討委員会は「事故は触れない」と回答した。

 父の友章さんは「再発防止のために裁判まで起こしたのにいまだに
学校が事故を隠そうとしているように思える」と話す。
事故について掲載しない場合は「花菜の写真を使わないでほしい」と語る。
 アルバムを間に合わせるには2月1日までに結論を出す必要がある。
 市教委は29日、検討委員会で再度話し合うよう指導した。
 学校教育課の宮崎正道課長は「同級生らは一緒に卒業したいと願って、
写真は掲載されるべきだ。事故の記録については学校でしっかり調整
してもらう」と話した。


と報じています。

 これによると学校側は、12年12月の段階では「生徒のフラッシュバック」
についてはまったく考慮していませんでしたが、保護者から事故についての
要望があった途端「フラッシュバック」に言及しはじめた、ということになります。
 つまり、生徒たちに配慮しているかのようによそおってはいますが、
暴風雨に見舞われ、大雨・雷・強風・波浪・洪水注意報が発令されていたにも
かかわらず、ボートを出港させるという
「校長(当時)の判断ミスによって発生させたボート転覆事故は、なかったこと
にしたい」
というのが本音ではないでしょうか?

 ということであれば、当ブログ12年11月2日付記事でもご紹介しましたが、
豊橋市が和解文書で
「学校教育の場において、生徒の生命及び身体の安全を守るのは第一次的に
教職員であることを強く自覚し」、
「再発防止に向けて不断の努力をすることを約する」
としたことを無視しようとするもの、と言わざるを得ません。

 事故を発生させ、在校生の尊い命を失わせたという事実から目をそむけ、
ただ教員のメンツを守ることに汲々とする姿勢には、西野花菜さんと保護者に
対する敬意は感じられませんし、卒業する生徒たちに対しても失礼では
ないでしょうか?
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Author:heppoko runner
 子どもは社会の宝です。
 なぜなら20年後、30年後の社会を支えてくれるのは彼ら彼女らであり、彼ら彼女らのいのちや権利を粗雑に扱うということは、すなわち日本の、ひいては人類の未来に対する責任を放棄することです。
 そんな無責任な態度は、断じて許されません。
 子どものいのちと権利を守るために、わたしたちはなにをしなければならないのか?なにをしてはいけないのか?
 いっしょに考えていただきたいと思います。

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