兵庫県立龍野高校テニス部事故を考えるウェブサイト

2007年5月24日、兵庫県立龍野高校テニス部の練習中に倒れ、いまも意識が戻らないリサさん。事故発生とその後の状況について検証し、ともに考えたいと思います。

第13回口頭弁論(その4)

[ 2012/12/17 00:20 ]
 リサさんのご両親は
「学校とは安心安全で、すべての生徒が心身ともに健康に成長すべき場所」
であり、保護者の手を離れて学校管理下で教育活動が行われている以上、
「生徒たちの身体生命の安全を担保するために、最大限の配慮がなされている
と信じてきた」
にもかかわらず、
「あの朝、いつもどおりに元気に家を出た最愛の娘が、わずか8時間後には
思いもよらぬ姿になって、おびただしいチューブにつながれ生死の境を
さまよっていた。あの光景は、一瞬たりとも脳裏を離れない」
と述べました。

 しかし石原元秀校長(当時、現・岡山白陵中高校長)は、
リサさんが入院中に病室を訪れることはあっても
「リサの容体に心を砕くこともなく、入口のそばで腕を組んで立ったまま。
いかにも『来てやっている』といわんばかりの態度で、わたしたちに真摯に
向き合うことはなかった」
とし、石原氏の不誠実な対応によって不信感が高まっていったことを
明らかにしました。

 ご両親が、
「わたしたちは『娘の身になにがあったのか?』を知りたいだけ。
そして事故を教訓に、二度とわたしたちのような思いをする生徒や保護者が
出ないよう万全を期してほしいだけ。にもかかわらず石原氏以下関係者は、
わたしたちの思いに耳を傾けようともせず、事実を隠蔽し、事実ではない
ことを捏造し、検証も改善もしなかった。だから真相究明を求めて、
裁判という道を選ぶよりほかなかった」
と訴えると、傍聴席は水を打ったように静まり返り、そしてこらえきれない
嗚咽に包まれました。


 口頭弁論終了後、開催された報告集会には、今回もリサさんの同期生である
龍野高校61回卒業生が多数かけつけてくれました。

 リサ父は
「多くの方々の支援に心から感謝しています。わたしたちは、けっして
くじけないし、けっしてあきらめません」
と述べました。

 リサ母は
「裁判に費やす時間とエネルギーを、本当は介護とリハビリに使いたかった。
 石原氏が真摯に対応してくれてさえいれば、介護とリハビリに専念できて
いるのに、と思うと残念です。わたしたちの思いは置き去りにされたまま
今日に至っていますが、リサのためにもなんとしても全力を尽くします」
と述べました。

 第13回口頭弁論終了後、被告・兵庫県と補助参加人・東京海上日動は、
鑑定申請する意向を表明しました。
 13年1月末までに意見書を神戸地裁に提出し、これをもとに裁判所が
鑑定の必要性について判断します。
 次回は13年2月7日11時から、神戸地裁で進行協議が行われます。
 進行協議は傍聴できませんので、あらかじめご了承ください。
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heppoko runner

Author:heppoko runner
 子どもは社会の宝です。
 なぜなら20年後、30年後の社会を支えてくれるのは彼ら彼女らであり、彼ら彼女らのいのちや権利を粗雑に扱うということは、すなわち日本の、ひいては人類の未来に対する責任を放棄することです。
 そんな無責任な態度は、断じて許されません。
 子どものいのちと権利を守るために、わたしたちはなにをしなければならないのか?なにをしてはいけないのか?
 いっしょに考えていただきたいと思います。

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