兵庫県立龍野高校テニス部事故を考えるウェブサイト

2007年5月24日、兵庫県立龍野高校テニス部の練習中に倒れ、いまも意識が戻らないリサさん。事故発生とその後の状況について検証し、ともに考えたいと思います。

第12回口頭弁論

[ 2012/12/09 06:59 ]
 第12回口頭弁論は、2012年12月7日10時15分から
神戸地裁101号法廷(植屋伸一裁判長)で行われました。
 厳しい冷え込みにもかかわらず、全国各地から駆けつけた支援者が
112席の傍聴席を埋め尽くしました。

 午前中は、07年度龍野高校女子テニス部顧問だったM教諭
(現・姫路南高教諭)が証言台に立ちました。
 リサさんも車いすに乗って出廷していましたが、M教諭は一瞥も
くれようとせず、ご両親に会釈することもありませんでした。

 M教諭は07年5月24日、すなわちリサさんが練習中に熱中症で倒れ、
心肺一時停止による低酸素脳症を発症するという事故が発生した日。
 13時30分から姫路市内の高校で開催される兵庫県高等学校体育連盟
西播磨支部テニス部委員会に出席するため、出張しなければならない
という事実を、1カ月前には把握していたことが明らかになりました。

 学校から離れたところで行われていた部活動。
 にもかかわらず、副顧問のK教諭や男子テニス部顧問のS教諭、
同副顧問のM教諭らに、自身に代わって練習に立ち会うよう
「頼みにくかったし、事実頼まなかった」
ことを認めたうえで、事故発生後は
「自分が不在のときは常にK先生に立ち会うよう依頼した。
 K先生が無理なときはS先生、M先生に依頼した」
と明言しました。
 すなわち自らに過失責任があったこと、注意義務違反があったことを
明確に認めました。

 また文部科学省と独立行政法人・日本スポーツ振興センターが
03年6月30日付で作成し、全国の小中高校などに配布した
『熱中症を予防しよう-知って防ごう熱中症-』という資料には、
「気温が高いと熱中症の危険が高まりますが、それほど気温が高くなくても
湿度が高い場合は発生します」
「また急に暑くなり、体が暑さに慣れていないときに多く発生します。
 暑さに慣れるまでは、短時間で軽めの運動から始め、徐々に慣らして
いきましょう」
「試験休みや病気の後など、しばらく運動をしなかったときなど、急に
激しい運動をすると熱中症が発生することがあるので、注意しましょう」
という記載があり、注意を喚起していたという事実があります。

 しかしこれについても
「見た記憶はない、職員会議で話題になった記憶もない」
と明言しました。

 龍野高校の安全対策に問題点があったことが、あらためて浮き彫りに
なりました。

(この項、つづく)
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heppoko runner

Author:heppoko runner
 子どもは社会の宝です。
 なぜなら20年後、30年後の社会を支えてくれるのは彼ら彼女らであり、彼ら彼女らのいのちや権利を粗雑に扱うということは、すなわち日本の、ひいては人類の未来に対する責任を放棄することです。
 そんな無責任な態度は、断じて許されません。
 子どものいのちと権利を守るために、わたしたちはなにをしなければならないのか?なにをしてはいけないのか?
 いっしょに考えていただきたいと思います。

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