兵庫県立龍野高校テニス部事故を考えるウェブサイト

2007年5月24日、兵庫県立龍野高校テニス部の練習中に倒れ、いまも意識が戻らないリサさん。事故発生とその後の状況について検証し、ともに考えたいと思います。

保護者の知る権利について(その31)

[ 2012/11/28 07:44 ]
 2012年11月26日、村井宗明・文部科学政務官は
学校事故・事件に関する中立な第三者調査委員会を設置することを目的と
して、13年度予算概算要求において3億円を計上していることを
明らかにしました。

 村井政務官はこの日、名古屋経済大学市邨中学校在学中にいじめにあい、
自殺した高橋美桜子さんの母、典子さんと文科省で面談しました。
 事件の概要につきましては、教育評論家・武田さち子さんのホームページ、
「日本の子どもたち」
http://www.jca.apc.org/praca/takeda/list01_2.html
の「2006年8月18日」をご参照ください。

 村井氏は、
「すべての学校にとって、生徒たちが心身ともに安全に登校できるよう
配慮することが最優先課題だ。これは公立・私立を問わない。
 私立校に対しては文科省も都道府県庁の私学振興課も、『私立学校法』の
規定に基づき、私学の自主性を重視するとの立場から指導はできない、
としてきた。
 しかし私立校も国民の血税を原資とする補助金を受け取っているのだから、
行政が指導できない、というのは違うのではないかと思う」
「暴行や恐喝などの犯罪行為を『いじめ』と矮小化する。ましてや
名古屋経済大市邨中のように
『加害生徒がいじめではないと言っているのだから、いじめではない』
と主張することを容認することはできない。行政が介入すべきだと思う」
と述べました。
 そのうえで、
「学校に調査を申し入れても調査しない、埒が明かないというときに
被害生徒や保護者が相談できる窓口が必要だ。そのために中立な立場の
第三者調査委員会を設置すべく、来年度予算で措置を講じている」
と説明しました。

 面談後、高橋さんは
「文科省には何度も陳情してきたが、今回初めて被害者の側に立った言葉を聞く
ことができたと感じている。娘が味わわされた痛みや苦しみに寄り添うスタンスが
明確で、村井政務官の思いが政策として具現化されることを切に願っている。
 再発防止には、事故・事件の全容解明と原因究明が不可欠。中立な調査委員会が
設置されることを望んでいる」
と述べました。

 高橋さんは09年8月18日、学校法人市邨学園および加害生徒とその保護者らを
相手取り、損害賠償請求訴訟を提訴。
 11年5月20日、名古屋地裁はいじめの事実、およびいじめと自殺の因果関係を
認定し、学校側に責任があるとして原告勝訴判決を言い渡しました。
 名古屋経済大市邨中の末岡煕章学園長は
「司法の判断とわれわれの認識は異なる」
として即日控訴。
 そして12年12月25日、名古屋高裁が控訴審判決を言い渡す予定です。
 高橋さんは
「なんとしても勝訴したい。娘にクリスマスプレゼントを贈りたい」
と話しています。
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Author:heppoko runner
 子どもは社会の宝です。
 なぜなら20年後、30年後の社会を支えてくれるのは彼ら彼女らであり、彼ら彼女らのいのちや権利を粗雑に扱うということは、すなわち日本の、ひいては人類の未来に対する責任を放棄することです。
 そんな無責任な態度は、断じて許されません。
 子どものいのちと権利を守るために、わたしたちはなにをしなければならないのか?なにをしてはいけないのか?
 いっしょに考えていただきたいと思います。

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