兵庫県立龍野高校テニス部事故を考えるウェブサイト

2007年5月24日、兵庫県立龍野高校テニス部の練習中に倒れ、いまも意識が戻らないリサさん。事故発生とその後の状況について検証し、ともに考えたいと思います。

保護者の知る権利について(その29)

[ 2012/11/21 10:12 ]
 2012年11月17日、東京都内で「『指導死』シンポジウム 
生徒指導による子どもの自殺『指導死』を改めて考える」
が開催されました。
 全国各地から約60人と、主催者の予想を大きく上回る参加者が集まり、
7人の遺族の事例報告に真剣に耳を傾けていました。
 シンポジウムの模様については、「きょういくブログ」
http://edugarden.blog50.fc2.com/blog-entry-3337.html
および、「できることを、できる人が、できるかたちで」
http://tsuyokun.blog.ocn.ne.jp/
をご参照ください。

 この場で「全国学校事故・事件を考える会」代表世話人、内海千春氏は
「最近、いわゆる第三者調査委員会を設置する例が増えているが、第三者
調査委員会は問題に対応するための手段に過ぎない。事実を解明することも
できるが、沈静化のための手段として利用することもできる」
と問題点を指摘したうえで、
「徹底的に事実を解明するというプロセスのなかで、いつ、だれが、
どうしていれば事故・事件の発生を未然に防止できたか、という課題が
見えてくる。これを行わないで、実効性ある再発防止策など打ち出せる
はずがない。委員に選任された専門家のスタンスが問われている」
と述べました。

 また望月彰・愛知県立大教授は
「いまの学校教育そのものが『心理的視野狭窄状態』に陥っている。
部活動の目標が、目先の大会で結果を出すことというように、きわめて
近視眼的な対応に終始している。公教育の発展とは、子どもの権利を
保障する仕組みの発展にほかならないのに、現実はそうなっていない。
どこかで歪められているわけで、これを解明しなければならない」
とし、そのためには
「個々の教諭の資質に加えて、その背景や構造、体制についても検証を
加えることが不可欠だ。インサイダーは気づいていないし、気づけない。
行政は当事者の声に真剣に耳を傾けるべきだ」
と述べました。

 11月24日には、NPO法人ジェントルハートプロジェクト主催、
第7回「親の知る権利を求めるシンポジウム」が開催されます。
 「なぜ学校は隠蔽するのか」というテーマで、学校事故・事件が発生した際、
学校関係者による組織ぐるみの隠蔽や風説の流布が繰り返されている現状に
ついて問題点を整理し、「親の知る権利」の確立に向けた議論を深めます。
 「第三者調査委員会」の問題点についても討議する予定です。
 13時00分から、会場は公益財団法人・人権教育啓発推進センター
(東京都港区芝大門2-10-12 KDX芝大門ビル4階)
 お申込み・お問い合わせ先は電話&FAX : 045(845)3620(小森)
E-mail : komori@ss.iij4u.or.jpです。
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heppoko runner

Author:heppoko runner
 子どもは社会の宝です。
 なぜなら20年後、30年後の社会を支えてくれるのは彼ら彼女らであり、彼ら彼女らのいのちや権利を粗雑に扱うということは、すなわち日本の、ひいては人類の未来に対する責任を放棄することです。
 そんな無責任な態度は、断じて許されません。
 子どものいのちと権利を守るために、わたしたちはなにをしなければならないのか?なにをしてはいけないのか?
 いっしょに考えていただきたいと思います。

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