兵庫県立龍野高校テニス部事故を考えるウェブサイト

2007年5月24日、兵庫県立龍野高校テニス部の練習中に倒れ、いまも意識が戻らないリサさん。事故発生とその後の状況について検証し、ともに考えたいと思います。

龍野高校の体質について(その1)

[ 2010/05/12 11:21 ]
 実はリサさんのご両親も龍野高校の卒業生です。
 「龍野高校は旧制中学以来110有余年の歴史と伝統を誇り」
うんぬんとホームページにもあるように、たしかに地元では
それなりの影響力があります。
 卒業生のなかから、自治体の首長や議員、近隣地域の小中高校の
教員を多数輩出していることは事実です。
 なので地元では、一応「名門校」として大きな顔をしています。
 でもぼくが学生時代、はっきりいうと早稲田大学ですが、
友人に「龍野高校って、なに市にあるの?」と聞かれたときには
「ああ、やっぱり全国的な知名度なんてまったくないんだな」
と痛感しました。
 これが現実です。
 にもかかわらず、このギャップに気づかない地元の人たち。
 申し訳ないですが、やはり「井の中の蛙」といわざるを得ません。
 さて、この「名門校」には伝統のマラソン大会というものがあります。
 ぼくやリサさんのご両親が在籍していた当時は、男子は16km、
女子は5.5kmを走るのが恒例でした。
 いまは男子12km、女子は7kmだそうです。
 男子は距離が短縮されたのに、女子は距離が伸びてる。
 いかなる理由によるものか?いつから距離が変更になったのか?
 事情をご存じの方がいらっしゃいましたら、ぜひ教えてください。
 それはさておき、リサさんのお父さんによると、1980年2月の
マラソン大会では、なんと男子2名が倒れ救急車で緊急搬送された、
というのです。
 幸い大事には至りませんでしたが、そのうちの1名は現在もリサ父と
親交があり、
「倒れたときはどうなるかと思ったけど、ほんとに無事でよかった」
と胸をなでおろしているといいます。
 皆さんは「ハインリッヒの法則」またの名を「ヒヤリハットの法則」を
ご存じでしょうか?
 1件の重大な事故が起こるまでに29件の軽微な事故が、そして事故には
至らなかったものの「ヒヤリ」としたり「ハッと」した300件の事例が
あるというものです。
 上記の、倒れられた当時の生徒の方には失礼な言い方になりますが、
2件の軽微な事故が発生したという事実は、2004年1月。
 当時1年生の男子生徒が体育の授業中、マラソン大会に向けての
長距離走で倒れ、不幸にして亡くなるという最悪の結果につながりました。
 この男子生徒は、中学生時代に英語スピーチコンテストで全国大会でも
優秀な成績を修め、副賞としてニューヨークの国連本部を訪問しました。
 こうした経験を踏まえて、「将来は外交官になりたい」との夢を
語っていました。
 もし彼が元気で、そして現役で大学に合格し4年で卒業していたら、
今年4月には外務省に入省し、20-30年後には世界を舞台に
活躍していた可能性があったのです。
 しかし残念ながら、彼の夢は夢のままに終わってしまいました。
 さらに残念なことに、彼の死を無駄にしないために真相を究明し
再発防止策を作成し、その運用の徹底を図るというあたりまえの措置が
龍野高校においては実行されませんでした。
 だからわずか3年後、リサさんが部活動中に倒れるという悲劇が
繰り返されたのではないでしょうか。
 龍野高校の体質に問題があるというのは、こうした事実を踏まえた
ぼくなりの意見です。
 龍野高校関係者はじめ、多くの皆さんのご意見をお待ちしています。
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heppoko runner

Author:heppoko runner
 子どもは社会の宝です。
 なぜなら20年後、30年後の社会を支えてくれるのは彼ら彼女らであり、彼ら彼女らのいのちや権利を粗雑に扱うということは、すなわち日本の、ひいては人類の未来に対する責任を放棄することです。
 そんな無責任な態度は、断じて許されません。
 子どものいのちと権利を守るために、わたしたちはなにをしなければならないのか?なにをしてはいけないのか?
 いっしょに考えていただきたいと思います。

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