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兵庫県立龍野高校テニス部事故を考えるウェブサイト

2007年5月24日、兵庫県立龍野高校テニス部の練習中に倒れ、いまも意識が戻らないリサさん。事故発生とその後の状況について検証し、ともに考えたいと思います。

保護者の知る権利について(その22)

[ 2012/11/02 07:03 ]
 2012年10月25日付読売新聞静岡版は

 浜松市の浜名湖で2010年6月に起きたボート訓練中の転覆事故
を巡り、死亡した愛知県豊橋市立章南中1年西野花菜さん(当時12歳)
の両親が起こした損害賠償請求訴訟で、両親と豊橋市との和解が24日、
名古屋地裁豊橋支部で成立した。
 市が事故の責任を認め、謝罪するなどの内容。
 訓練を実施した「三ヶ日青年の家」の指定管理者の小学館集英社
プロダクション(東京)との和解も成立し、青年の家設置者の静岡県とは
県議会の議決を経て和解する。
 和解条項では、学校が悪天候での訓練の安全性を検討しなかったこと
などについて、豊橋市が責任を認めるとした。さらに市長が両親に謝罪し、
謝罪内容を明らかにするとともに、再発防止に努めるとしている。
 西野さんの父友章さんは「ほっとしている反面、責任を認めるのに
なぜこんなに時間がかかるのかと思う」と話した。
 今後は事故を風化させないため、経過を冊子にまとめて学校や図書館に
寄付するほか、ホームページを開設して情報を公開していくという。

と報じています。

 これを受けて佐原光一・豊橋市長は記者会見し、謝罪しました。
 10月26日付毎日新聞によると

 浜松市の浜名湖で10年6月、手こぎボートが転覆し愛知県豊橋市立
章南中学1年の西野花菜さん(当時12歳)が死亡した事故で同市の
佐原光一市長が25日、記者会見し、「尊い命が失われ、ご両親に癒やし
がたい悲しみやご心痛を与えたことに衷心よりおわびします」と謝罪した。
 両親が起こした民事訴訟で、市側が責任を認めて謝罪する内容で和解が
成立したことを受けた対応。市長が公式の場で謝罪するのは初めて。
両親には日を改めて直接謝罪する。
 和解勧告後に市の責任を認めたことについては「争うことは本意では
なかった。和解案が受け入れられる内容で、花菜さんの学年(の生徒)が
中学にいるうちに答えを出したいと思った」と述べた。

とのことです。

 あらためて西野花菜さんのご冥福をお祈りいたします。
 和解は成立しましたが、あくまで出発点にすぎません。
 なぜなら和解文書には豊橋市が「学校教育の場において、生徒の生命
及び身体の安全を守るのは第一次的に教職員であることを強く自覚し」、
「再発防止に向けて不断の努力をすることを約する」とあり、これを
どのように実行させていくか、こそが課題だからです。

 「学校には安全配慮義務がある、これが大前提である」というのが
文部科学省の公式見解です。
 生徒の安全を最優先するのはあたりまえのことであり、あたりまえのことを
あたりまえにできなかったから事故が発生したのです。
 学校と学校設置者は、まずこの事実に真摯に向き合い、真相究明に全力を
尽くし、反省すべきは反省し、改めるべきは改め、謝罪すべきことは謝罪する。
これらは、まさにあたりまえのことです。

 龍野高校と兵庫県には早急に事故の全容を究明し、実効性ある再発防止策を
策定するよう求めます。
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heppoko runner

Author:heppoko runner
 子どもは社会の宝です。
 なぜなら20年後、30年後の社会を支えてくれるのは彼ら彼女らであり、彼ら彼女らのいのちや権利を粗雑に扱うということは、すなわち日本の、ひいては人類の未来に対する責任を放棄することです。
 そんな無責任な態度は、断じて許されません。
 子どものいのちと権利を守るために、わたしたちはなにをしなければならないのか?なにをしてはいけないのか?
 いっしょに考えていただきたいと思います。

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