兵庫県立龍野高校テニス部事故を考えるウェブサイト

2007年5月24日、兵庫県立龍野高校テニス部の練習中に倒れ、いまも意識が戻らないリサさん。事故発生とその後の状況について検証し、ともに考えたいと思います。

第三者機関のあり方について(その6)

[ 2012/10/05 06:38 ]
 2012年10月1日付毎日新聞社説は、

 きょうから10月。スポーツの秋の到来だ。
 しかし残念なことに、子どもたちが体を動かす喜び、楽しさを知る学校の
運動部活動や体育の授業での痛ましい事故が後を絶たない。
 「スポーツに事故やけがはつきもの」とあきらめるのではなく、
大人たちが万全の対策を講じて子どもたちの命を守らなければならない。
(中略)
 文科省が教育委員会を通じて安全対策を盛り込んだ文書を学校現場に回す
だけでは事故はなくならない。
 再発防止には原因の分析や解明が欠かせない。しかし、過去の柔道事故の
裁判では学校や教育委員会が生徒の家族らに事実関係を伝えず、ともすれば
隠そうとする姿勢が垣間見えた。見過ごせない問題だ。
 医師や法律家ら第三者が入った事故調査委員会の設置を義務付けることを
検討してもいいのではないか。

と書いています。
 まったくそのとおりであり、全面的に賛同します。

 南部さおり・横浜市立大医学部助教が指摘するとおり
「事故が起きて、幸せになる人はひとりもいない」
のです。
 これはあたりまえのことですが、なぜかあたりまえのことが徹底されていません。

 これを実践するためには、内田良・名古屋大大学院教育発達科学研究科准教授の
「事故がなぜ起きるのか?といえば、事故はなくせると考えてこなかったからだ。
事故情報を公表・集約・分析するなかで、解決策は見出しうる」
という指摘が重要なポイントです。
 すなわち中立性・公正性・透明性を担保した専門家からなる事故調査委員会の
設置を義務づける法律の制定と、徹底した運用が喫緊の課題です。

 リサさんのご両親は、事故発生以来一貫して
「龍野高校には安心安全で、一人ひとりの生徒を大事にする高校になってほしい」
と訴え、原因究明と再発防止策の策定を求めてきました。
 しかし石原元秀氏(現・岡山白陵中高校長)、清重安男氏(現・白陵中高校講師)
ら歴代校長は、この訴えに耳を貸さないままでした。
 その理由はわかりませんが、まったく理解しがたいことは、あらためて
いうまでもありません。
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Author:heppoko runner
 子どもは社会の宝です。
 なぜなら20年後、30年後の社会を支えてくれるのは彼ら彼女らであり、彼ら彼女らのいのちや権利を粗雑に扱うということは、すなわち日本の、ひいては人類の未来に対する責任を放棄することです。
 そんな無責任な態度は、断じて許されません。
 子どものいのちと権利を守るために、わたしたちはなにをしなければならないのか?なにをしてはいけないのか?
 いっしょに考えていただきたいと思います。

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