兵庫県立龍野高校テニス部事故を考えるウェブサイト

2007年5月24日、兵庫県立龍野高校テニス部の練習中に倒れ、いまも意識が戻らないリサさん。事故発生とその後の状況について検証し、ともに考えたいと思います。

筋金入りの隠蔽体質@神戸市(その6)

[ 2012/09/26 21:04 ]
 2012年9月25日付朝日新聞兵庫版に、

 神戸市立小学校で2006年に発覚したいじめ問題をめぐり、当時小学5年生だった
被害者の男子高校生(18)が24日、両親とともに市教委幹部と面会し、いじめの
存在を認めるよう求めた。幹部は「当時の指導体制の甘さは申し訳ないと思う」と
謝罪したが、「いじめの有無は調査不足で判断できない」と従来の主張を繰り返した。

 この問題では大阪高裁が09年、同級生らによる金銭要求や暴力の事実を認め、
加害者側に慰謝料の支払いを命令。
 ただ、市教委は「我々は被害者、加害者双方から十分な聞き取りができなかった」
として今もいじめの存在を認めていない。
 面会は、両親が市教委に要望し、今回初めて実現。男子生徒も「一言謝罪を聞きたい」
と同席した。

 市役所の一室で林弘伸・市教委指導部長と向き合って座った男子生徒は、当時を
「生き地獄だった」と振り返り、
「少なくとも僕は何度も学校に足を運んで聞き取りに答えた。なぜ、調査できなかった
などと言うのか」
「僕は生きているからいい。いじめで自殺した子はこんなことも言えない」
と訴えた。

 林部長は「当初、学校から(いじめの事実が発覚したとする)報告を受けたが、その後
の最終報告がなかった。報告がなければ判断しようがない」と反論。
 発覚直後に学校が児童らに実施した聞き取り調査のメモやアンケート結果については
「手元に残っていない」「廃棄したのかどうかはわからない」と説明。そもそも、こうした
資料を学校から取り寄せていないので我々は直接見ていない、と主張した。
 ただ、「(十分な対応をしてくれなかった)当時の校長や担任の謝罪の言葉を聞きたい」
という男子生徒の要望には、「その意向を伝えたい」と応じた。

という記事がありました。


 この問題につきましては、当ブログでも繰り返し指摘してきたとおりです。
 今回、被害者と両親は事前に神戸市教育委員全員に質問書を送り、
「この問題について、事務局からどのような説明を受け、どのような審議をしたのか?」
などの疑問点について問い合わせましたが、だれからも回答はありませんでした。
 なお神戸市教育委員は
http://www.city.kobe.lg.jp/child/education/program/gaiyou.html
でご確認いただけます。
 そして山口芳弘・教育委員長、永井秀憲・教育長以下、神戸市教育委員全員が
被害者及び両親の要請を無視し、面談に応じませんでした。
 教育委員会制度の形骸化を象徴する対応、と指摘せざるを得ません。


 林氏の主張は支離滅裂であり、説明になっていないとしか言いようがありません。
 聞き取り調査のメモやアンケート結果も、従来は「廃棄した」と断言していましたが
今回は「廃棄したかどうかわからない」と後退しています。
 林氏は真相究明にはきわめて消極的で、第三者委員会の設置も、再調査の実施も、
頑なに拒否しています。
 神戸市教育委員会は、いったいだれを、なにを守ろうとしているのでしょう?
 すくなくとも、生徒の人権ではないことだけは明らかです。

(この項つづく)
スポンサーサイト
コメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する
トラックバック
この記事のトラックバックURL

プロフィール

heppoko runner

Author:heppoko runner
 子どもは社会の宝です。
 なぜなら20年後、30年後の社会を支えてくれるのは彼ら彼女らであり、彼ら彼女らのいのちや権利を粗雑に扱うということは、すなわち日本の、ひいては人類の未来に対する責任を放棄することです。
 そんな無責任な態度は、断じて許されません。
 子どものいのちと権利を守るために、わたしたちはなにをしなければならないのか?なにをしてはいけないのか?
 いっしょに考えていただきたいと思います。

最新トラックバック