兵庫県立龍野高校テニス部事故を考えるウェブサイト

2007年5月24日、兵庫県立龍野高校テニス部の練習中に倒れ、いまも意識が戻らないリサさん。事故発生とその後の状況について検証し、ともに考えたいと思います。

保護者の知る権利について(その19)

[ 2012/09/24 12:59 ]
 2012年9月20日付毎日新聞(大阪本社版)に

 いじめを受けていた兵庫県川西市の県立高校2年の男子生徒(17)が
自殺した問題で、高校が19日夜、問題発覚後初めて、臨時の保護者会を開いた。
 いじめをうかがわせる情報を得ながら対応せず、自殺を「不慮の事故」と生徒に
説明しようとするなど不手際の目立つ高校側が、これまでの経緯を説明。
 参加した遺族は「十分な説明がなかった」として改めて不信感を募らせ、
他の保護者も納得には程遠い様子だった。

 高校によると、保護者会は体育館で午後7時から非公開で開かれ、
生徒345人の保護者が参加。約2時間後の午後9時過ぎ終了した。
 亡くなった男子生徒の両親も参加した。
 自殺した男子生徒の担任ら2年生の担当の教師は一人も出席しなかった。

 出席者らによると、冒頭、校長が「報告が遅くなり申し訳ありません」と
頭を下げた後、経緯を説明。自殺した男子生徒の両親が「不慮の事故」という
言葉を使った理由をただすと、校長は「後追い自殺を心配した」と答えたという。
 6月にいじめをうかがわせる行為がありながら対応しなかった点については
「担任教師は反省し、校長としても申し訳なく、おわび申しあげたい」と
謝罪したという。
 保護者会終了後、父親は「遺族として納得いく内容でなかった。真実を知る
ことができず残念だ。学校は期待できず、第三者機関にお願いし、真実を明らか
にしたい」と話した。

 保護者会後、校長は記者会見し、男子生徒の両親への対応について
「私の配慮不足で、不愉快な思いをさせてしまっている。少しでも改善する
方向で取り組みたい」と語った。
 また「不慮の事故」という言葉を使ったことについては
「県教委からさまざまな提示があり、総合的に私が選んだ」と説明した。


という記事がありました。

 この記事で非常に重要なポイントは、事後対応において
「兵庫県教委からの働きかけがあったことを、校長が明確に認めた」
ということです。

 地方教育行政の組織及び運営に関する法律(地教行法)第23条は、
教育委員会の職務権限について規定しています。
 この条文のどこを読んでも、生徒の自殺事案が発生した際、校長に対して
「保護者に不慮の事故によるものとして公表することも含め、さまざまな提示を行う」
よう指示することが教育委員会の職務権限、との記載はありません。
 すなわち校長の発言が事実であるとするならば、兵庫県教委の言動は地教行法が
定める職務権限を明らかに逸脱したもので、非違行為に相当するものと言わざるを
得ません。

 西村亮一・兵庫県教育委員長に伺います。
 上記毎日新聞の記事について、事実関係を明確にしたうえで、兵庫県教委としての
見解をご説明ください。
 ご多用中、お手数をおかけして恐縮ですが、何卒よろしくお願いいたします。
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heppoko runner

Author:heppoko runner
 子どもは社会の宝です。
 なぜなら20年後、30年後の社会を支えてくれるのは彼ら彼女らであり、彼ら彼女らのいのちや権利を粗雑に扱うということは、すなわち日本の、ひいては人類の未来に対する責任を放棄することです。
 そんな無責任な態度は、断じて許されません。
 子どものいのちと権利を守るために、わたしたちはなにをしなければならないのか?なにをしてはいけないのか?
 いっしょに考えていただきたいと思います。

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