兵庫県立龍野高校テニス部事故を考えるウェブサイト

2007年5月24日、兵庫県立龍野高校テニス部の練習中に倒れ、いまも意識が戻らないリサさん。事故発生とその後の状況について検証し、ともに考えたいと思います。

筋金入りの隠蔽体質@大津市(その6)

[ 2012/09/19 13:52 ]
 2011年10月11日、大津市立中学校2年生の男子生徒(当時)が、
自宅マンションから飛び降り自殺した事件について。
 12年9月18日14時から、父親らが大津市や加害生徒らを相手取って提訴した
損害賠償請求訴訟の第3回口頭弁論が大津地裁(長谷部幸弥裁判長)で行われました。
 雨のなか、39枚の傍聴券をめぐって抽選が行われましたが、今回も100人を上回る
希望者が参集しました。

 亡くなった生徒の父親は、今回も「記者会見のコメント」を発表しました。
 その全文を以下に記します。


報道機関の皆様、本日はお忙しい中、お集まりいただきまして誠にありがとうございます。

 まず、前回の7月の裁判が終わった後にも多くの尊い命が自ら絶たれていることに対し、
亡くなられた子供達に心よりご冥福をお祈り申し上げます。
 そして私どもの裁判がこれだけ報道されていても、その子供たちの命を助けることが出
来なかった事に対して、本来子供たちの命を守るべき大人の代表として、心よりお詫び申
し上げます。
     「あなたたちを守ってあげることが出来なくて本当にごめんなさい。」
 自ら命を絶とうとした時の気持ちを考えると本当に悲しく、亡くなった後の学校長や市
教委の「いじめには気づかなかった。」とするマニュアル通りの受け答えに憤りを感じずに
はいられません。
 何も変わらない大人達の都合が彼らの命を奪っているのだという事に対して、その事を
いつまでも理解しようとせず、直視しようとしない現状に対して、大人達の責任は何処に
あるのか疑問に感じずにはいられません。どれだけの時間があれば変わる事が出来るの
か?

 今回大津市側から提出された皇子山中学校、並びに大津市教育委員会の内部資料を見て
いますと、やはり「いじめの事実」に関しては、息子の生前、すでにその認識があったと
いう趣旨の記述が有りました。しかしながらいじめに関する情報が学校内で共有されてい
たのか、また共有していたがあくまでも「けんか」 「じゃれあい」といった報告にすり替え
られたのか、今後の調査で明らかになってくると思います。
 なぜ、いじめに関する情報が教師の間で共有され、対策を講じなかったのか、これが日
本の学校や教育委員会の現状なのだと、「いじめ自殺」の報道を聞くたびに思います。
 息子が亡くなった後の対応を記した報告書類やメモを見ていても、なぜそれらを私が学
校に尋ねた時に報告してくれなかったのか、なぜこれだけの調査がなされていながら息子
の調査が3週間ほどで打ち切られたのか理解できません。そうしなければならない何かが
有ったのなら、今後そういったシステムは日本全国から無くすべきだと考えます。
 いったい学校は何を守りたいのか?「教師という職」なのか、「学校や教育委員会という
組織」なのか、それとも単なる大人の都合なのか?
 その前に守るべきは、子供の「命」なのではないでしょうか。
 改めてそれらを問い直し、教育現場に当たる者すべてがその「子供の命の尊さ」に対す
る意識を持たない限り、真の「再発防止」の対策が講じられることは無いと考えます。

 本日の毎日新聞に掲載されていた川西市で起こった高校2年生の「いじめ自殺」の記事
の中に、亡くなった子供さんが中学生の時に書かれ、表彰されたいじめ防止の標語が載っ
ていました。そこには「あなたの手 たすけてあげる ひとつの手」と書かれていました。
 「あなたの手」はどのような子供を指すのか? 「ひとつの手」はどのような人を指す
のか? そして「たすけてあげる」は誰がどのようにしていじめられている子を助けに来
てくれることを願っていたのか? 今一度この亡くなられた子供さんの目線に立って考え
て頂きたい。そして「いったい何が有ったのか」について時間をかけず、県警の家宅捜査
が入らなくても学校が自ら全てを白日の下にさらし、何が問題だったのか真相究明をして
頂きたい。そしてこれらのいじめの問題は全国のどの学校でも現在進行形で発生しており、
今生きている子供たちがこの「いじめ」から逃れたいと必死で声を出せないSOSを送って
いることを教師の方々は発見し、大至急助けてあげて頂きたい!
 その事実を知っている生徒の方々は、勇気を奮い立たせて、何とかして信頼できる大人
の方に伝えてほしい。その子供の親に伝えて欲しい。お願いいたします。

 3名の加害者については、未だに犯した罪と向き合おうとしておりません。なぜ未だに
その状況が変わらないのか?それがその子達にとって本当に良い事なのか?非を認めない
ようにとその子達に促すことが本当にその子達に対する「教育」なのか?
 この点につきましては前回もコメントをさせて頂きましたが、加害生徒の保護者におか
れましても、一日も早く事実を認識し、一日も早く子供さんに更生に向けた指導に取り組
ませてあげていただきたい。自ら犯した罪の重さを認識させ、悪いことをしたら謝らなけ
ればならないという「教育」を一日も早くしてあげて頂きたいと切に願います。

 最後になりましたが、現在調査をして頂いております第三者委員会の先生方、滋賀県警
の方々、そして裁判長に対して今一度お願い申し上げます。
 この捜査や真相究明の調査、そして判決を下すに当たり、どうかご自身が子供であった
当時の心をもってそれにあたって欲しい。子供の目線に立って判断を下して欲しい。そし
て一日も早くその原因が究明され、今後一人の子供さんも「いじめ」で亡くなる事が無い
学校を作っていく礎となる結論・結果も導き出していただけるよう望みます。

皆様におかれましては、引き続き今現在「いじめ」に遭って助けを求めている子供たちに
対してメッセージを出し続け、子供の命を守る報道にご協力お願い申し上げます。

(以上、原文ママ)
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heppoko runner

Author:heppoko runner
 子どもは社会の宝です。
 なぜなら20年後、30年後の社会を支えてくれるのは彼ら彼女らであり、彼ら彼女らのいのちや権利を粗雑に扱うということは、すなわち日本の、ひいては人類の未来に対する責任を放棄することです。
 そんな無責任な態度は、断じて許されません。
 子どものいのちと権利を守るために、わたしたちはなにをしなければならないのか?なにをしてはいけないのか?
 いっしょに考えていただきたいと思います。

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