兵庫県立龍野高校テニス部事故を考えるウェブサイト

2007年5月24日、兵庫県立龍野高校テニス部の練習中に倒れ、いまも意識が戻らないリサさん。事故発生とその後の状況について検証し、ともに考えたいと思います。

その後の大分県立竹田高校について(その8)

[ 2012/08/06 08:29 ]
 2012年7月26日14時から大分地裁3号法廷(中平健裁判長)で、
竹田高校剣道部副顧問だったW教諭に対する証人尋問が行われました。

 結論からいうとWは、
「自分は実技を指導する立場にはなく、ただその場にいただけ。
 工藤剣太くんが亡くなったことに関する責任は、すべて顧問だったSにある」
との姿勢を貫き、ひたすら逃げに回りました。

 Wは
「熱中症に関する資料は読んでいた」
と主張はしましたが、足元をふらつかせ意識を消失し、朦朧としていた剣太くんの
状態を目の当たりにしながらも
「熱中症なのかどうか、判断はできなかった」
と釈明しました。
 顧問だったSが、倒れた剣太くんに馬乗りになり
「演技するな!これは熱中症じゃねえ!」
と、大声で罵倒しながら複数回にわたって殴りつけたことについては、
「演技ではない、と思っていたのでS先生の言動には驚いたが、自分は毎回欠かさず
練習に立ち会っていたわけではないので、『そんなものか』と思っていた」
と、まるで他人事のような答弁に終始しました。
 剣太くんが倒れたとき、ただちに119番通報すべきだったのではないか、
との原告代理人の質問に対しては
「それは顧問であるS先生の判断に委ねるべきこと。自分にはそのような権限はない」
と言い放ちました。

 あらためて指摘するまでもありませんが、これでは副顧問教諭を配置している
意味がまったくありません。
 学校には安全配慮義務があり、個々の教諭には注意義務があります。
 副顧問教諭の果たすべき役割が、「ただ、そこにいるだけ」でいいのなら、
イヌでもネコでも務まります。

 傍聴席で、やりとりを聞いていた支援者からは
「これはいじめの構図と同じ。いじめの実態を見ていながら注意もせず、
やめさせようともしない態度は、いじめに加担するのと同じこと。
 教師ともあろう者が、そんなこともわからないのか」
と、憤懣やるかたない声があがっていました。

 原告代理人の、
「生徒たちにSを制止することはできない。できたのはあなただけではないか?
あなたがSを制止していれば、剣太くんが亡くなることはなかったのではないか?」
との質問には、Wは言葉を詰まらせたままで回答することはありませんでした。
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Author:heppoko runner
 子どもは社会の宝です。
 なぜなら20年後、30年後の社会を支えてくれるのは彼ら彼女らであり、彼ら彼女らのいのちや権利を粗雑に扱うということは、すなわち日本の、ひいては人類の未来に対する責任を放棄することです。
 そんな無責任な態度は、断じて許されません。
 子どものいのちと権利を守るために、わたしたちはなにをしなければならないのか?なにをしてはいけないのか?
 いっしょに考えていただきたいと思います。

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