兵庫県立龍野高校テニス部事故を考えるウェブサイト

2007年5月24日、兵庫県立龍野高校テニス部の練習中に倒れ、いまも意識が戻らないリサさん。事故発生とその後の状況について検証し、ともに考えたいと思います。

M教諭について(その1)

[ 2012/06/29 08:27 ]
 2007年度、龍野高校女子テニス部顧問だったM教諭(現・姫路南高教諭)は
平成24年1月25日付で神戸地裁に陳述書を提出しています。

 このなかで
「私は、特別な用事がない限り、練習にはできるだけ最初から最後まで立ち会う
ようにしていました」
と記載しています。
 つまり、「顧問教諭には練習に立ち会う義務がある」ことを認識していたと
理解できます。
 これは石原元秀校長(当時、現・岡山白陵中高校長)や兵庫県の主張とは、
明らかに一線を画すものです。

 そしてリサさんが倒れた07年5月24日については、
「午後1時30分から兵庫県高等学校体育連盟西播磨支部テニス部委員会に
出席するため」
姫路市内の高校に出向く必要があり、したがって
「午後0時30分頃には龍野高校を出発しなければならなかったため、練習の
最後まで立ち会うことはできない」
ことを事前に把握していました。

 このため
「副顧問のK先生に立会い(原文ママ)を依頼すべきだった」
と認識していましたが、実際にはK教諭が
「中間テストの採点で忙しい様子だったため、依頼することはできませんでした」
と述べています。

 M教諭が、自身の出張予定をいつ把握したのか?という疑問については、
記述がありませんから不明です。
 しかし高体連の公式会合が当日緊急招集されるとは、常識的には考えにくく、
さらに事前に出張申請書類を提出して校長の承認を得なければならないことを
勘案すれば、すくなくとも前日までには把握していた、と理解するのが自然です。

 ではなぜ、事前にK教諭と調整しなかったのか?という疑問が残りますが、
これも記述がないため、その理由はわかりません。
 そして「忙しい様子だった」というのは、M教諭の主観によるものでしかなく、
「立ち会いを依頼したが、多忙だから無理だと言われた」わけではないことは、
あらためていうまでもありません。
 したがってK教諭とは話もしていない、と判断するほかありません。

 さらに、
「男子テニス部の顧問であるS先生や副顧問のM先生も中間テストの採点に
加えて学年主任の業務などで忙しい様子であり、立会い(原文ママ)を依頼する
ことはできませんでした」
としていますが、これも主観に基づく思い込みにすぎず、説明になっていません。
 龍野高校とは、教職員相互の意思疎通が十分ではなく、実に風通しの悪い
組織だと推察できます。

 なお男子テニス部の練習に、顧問のS教諭あるいは副顧問のM教諭が、
実際に立ち会っていたのか?は、記載がないため不明です。
 そして、「兵庫県立高等学校の管理運営に関する規則」第13条の規定に
基づく「校外教育活動承認申請」については、一切言及していません。

(この項つづく)
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heppoko runner

Author:heppoko runner
 子どもは社会の宝です。
 なぜなら20年後、30年後の社会を支えてくれるのは彼ら彼女らであり、彼ら彼女らのいのちや権利を粗雑に扱うということは、すなわち日本の、ひいては人類の未来に対する責任を放棄することです。
 そんな無責任な態度は、断じて許されません。
 子どものいのちと権利を守るために、わたしたちはなにをしなければならないのか?なにをしてはいけないのか?
 いっしょに考えていただきたいと思います。

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