兵庫県立龍野高校テニス部事故を考えるウェブサイト

2007年5月24日、兵庫県立龍野高校テニス部の練習中に倒れ、いまも意識が戻らないリサさん。事故発生とその後の状況について検証し、ともに考えたいと思います。

大阪高裁、小学生にも過失責任を認定

[ 2012/06/11 09:46 ]
 2012年6月8日付朝日新聞は

 校庭から蹴り出されたサッカーボールをよけようとしたバイクの転倒事故で、
球を蹴った当時小学5年生の男性(20)に過失があったかが争われた訴訟の
控訴審判決が7日、大阪高裁であった。
 岩田好二裁判長は「球が飛び出さないよう注意する義務があった」と一審・
大阪地裁判決と同様に過失を認定。男性の両親に、約1100万円を被害者側
に支払うよう命じた。
 事故は2004年2月、愛媛県今治市の公立小学校わきの道路で発生。校庭で
ゴールに向けて蹴った球が、高さ1メートル余りの門扉を越えて道路へ転がり出た。
バイクを運転していた80代男性がよけようとして転倒し、足を骨折。直後に
認知症の症状が出始め、約1年半後に食べ物が誤って気管に入って起きる誤嚥
性肺炎で死亡し、遺族が約5千万円の賠償を求めていた。
 岩田裁判長は昨年6月の一審判決同様、ゴールの後ろに門扉がある位置関係
などから、「球が道路に飛び出て、事故が起こると予想できたのに漫然と蹴った」
と過失を認定。バイクの男性は事故による突然の入院で認知症が進み、脳の
機能が低下したとして、事故と死亡の因果関係も認めた。
 一方で、小学校近くの道路でバイクを運転する場合、ボールや子どもの飛び出し
に備える必要があるとし、「速度を抑え、前方をよく見ていれば事故を避けられた」
と指摘。バイクの男性の過失も認め、賠償額を一審判決の約1500万円から
約1100万円に減額した。

と伝えています。

 つまり小5の少年(当時)であっても注意義務、安全配慮義務は免れえない、
と認定したのです。

 であるならば07年5月24日。
 龍野高校テニス部の練習に際し、練習内容については詳細なメモを作成して
具体的に指示しておきながら、給水や休憩については一切指示しなかった。
 すなわち部員が熱中症を発症するおそれがあると予想できたのに、これを
放置したM教諭(当時、現・姫路南高教諭)の過失責任と注意義務違反。

 生徒たちに学校から自転車で約10分の市民コートで練習するよう命じ、しかも
顧問のM教諭が出張で、練習には立ち会えないことを事前に把握していながら、
安全対策を指示しなかった石原元秀校長(同、現・岡山白陵中高校長)の
管理責任と安全配慮義務違反は、より明確に認定されてしかるべき、では
ないでしょうか。
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heppoko runner

Author:heppoko runner
 子どもは社会の宝です。
 なぜなら20年後、30年後の社会を支えてくれるのは彼ら彼女らであり、彼ら彼女らのいのちや権利を粗雑に扱うということは、すなわち日本の、ひいては人類の未来に対する責任を放棄することです。
 そんな無責任な態度は、断じて許されません。
 子どものいのちと権利を守るために、わたしたちはなにをしなければならないのか?なにをしてはいけないのか?
 いっしょに考えていただきたいと思います。

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