兵庫県立龍野高校テニス部事故を考えるウェブサイト

2007年5月24日、兵庫県立龍野高校テニス部の練習中に倒れ、いまも意識が戻らないリサさん。事故発生とその後の状況について検証し、ともに考えたいと思います。

保護者の知る権利について(その4)

[ 2011/12/18 22:24 ]
 当ブログ2011年11月1日付記事に関して、複数回にわたってコメントを
お寄せいただいている「関係者」さんから、11年12月13日付で「無知は罪」
というタイトルで、コメントをお寄せいただきました。
 以下に引用します。

 先日、弁護士の先生に相談に伺った時のお話です。
 「学校は楽しい時にはとてもいい場所なのですが、突発事項が起こった時には、
何ら対処のできない困った場所にもなります。」
とおっしゃられた事がとても印象的でした。
 「自分達はこんなに一生懸命にやったのに、褒められたとしても何故責められるのか?」
と疑問を持つ教員ばかりだそうです。
 今回の事故に対しても、同様の言葉が教員から発せられました。
 「無知は罪」とは言いますが、まさにその王道を行っています。
 この教員達にどうしたら理解させられるのか????とても大きな課題と思います。

 本日は第三者検証委員会の第3回開催日です。何が話し合われているのやら????
疑問はつきません。
 しかし、第2回目に遺族が出席して意見を述べ、遺族側の資料を提出し承認され
採用されました。
 検証委員会の後、委員長にも面会させて頂きました。他の委員の構成も知らされて
います(立派な先生が委員となっておられます)。
 今回の事故に対する姿勢は、少しずつではありますが、伝わるものがあります。
 やはり問題点は「学校」なのでしょうか?
 省みることのできない教育現場にメスを入れるには????
 とても難しい問題です。
(以上原文ママ)


 関係者さん、いつもありがとうございます。
 一生懸命やった、で済むのはアマチュアです。
 結果に対して責任を負うのがプロフェッショナルのプロフェッショナルたる所以です。
 そこのところを理解していないのが教員なのではないでしょうか?

 「学校の教師は、学校の教育活動により生じるおそれのある危険から生徒を
保護すべき義務を負っており、危険を伴う技術を指導する場合には、事故の
発生を未然に防止するために必要にして十分な措置を講じる注意義務」がある、
という山口地裁岩国支部判決(平7.12.27)を真剣に受け止めていれば、
「自分たちは一生懸命やったのだから、結果とは無関係に褒められてしかるべき」
という、幼児的な発想は浮かばないはずです。

 龍野高校ホームページhttp://www.hyogo-c.ed.jp/~tatsuno-hs/index.html
を参照しますと、11年12月13日に防災訓練を実施したとのことです。
 その際、
「校長先生は、『備えあれば憂いなし』という心構えを持ってほしいこと、そして
何かあった時には『命を大事に』して欲しいことを伝えました」
とあります。

 であるならば、なぜ緊急時対応マニュアルを作成しないのでしょう?
 なぜ全生徒に救急救命講習の受講を義務づけないのでしょう?
 なぜ「生徒の健康管理は自己責任」として突き放しているのでしょう?
 そしてなぜ07年5月24日、女子テニス部の練習中に発生した事故について
精緻に調査し真相を究明し、保護者に対して説明し謝罪しないのでしょう?

 生徒たちは未成年で、学校には安全配慮義務があります。
 この原則は揺るぎませんし、揺るがせてはいけないのです。
 ひとりの生徒を大事にしない学校が、すべての生徒を大事にすることなど
できるはずがありません。
 いくら美辞麗句をちりばめたところで、実態を伴わなければ意味はないのです。

 上記ホームページでは、龍野高校の特色として
「1.創立以来114年を迎えた歴史と伝統のある学校である」
と謳っています。
 伝統には、良き伝統と悪しき伝統があります。
 良き伝統は継承すべきです。
 しかし悪しき伝統には終止符を打たなければなりません。
 そして良き伝統と悪しき伝統を峻別し、悪しき伝統と決別すべく
敢然と行動に移すのが、まさに知性です。
 池田純人校長におかれましては、一刻も早く知性を発揮されんことを
心より祈るものです。
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heppoko runner

Author:heppoko runner
 子どもは社会の宝です。
 なぜなら20年後、30年後の社会を支えてくれるのは彼ら彼女らであり、彼ら彼女らのいのちや権利を粗雑に扱うということは、すなわち日本の、ひいては人類の未来に対する責任を放棄することです。
 そんな無責任な態度は、断じて許されません。
 子どものいのちと権利を守るために、わたしたちはなにをしなければならないのか?なにをしてはいけないのか?
 いっしょに考えていただきたいと思います。

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