兵庫県立龍野高校テニス部事故を考えるウェブサイト

2007年5月24日、兵庫県立龍野高校テニス部の練習中に倒れ、いまも意識が戻らないリサさん。事故発生とその後の状況について検証し、ともに考えたいと思います。

第9回口頭弁論(その2)

[ 2011/12/15 13:20 ]
 独立行政法人・日本スポーツ振興センターのホームページ
http://naash.go.jp/anzen/anzen_school/anzenjouhou/taisaku/nettyuusyo//tabid/851/Default.aspx
を参照しますと、文部科学省と日本スポーツ振興センターは平成15年6月30日付で
『熱中症を予防しよう-知って防ごう熱中症-』
という資料を発行し、
「これを都道府県教育委員会、市町村教育委員会をはじめ、国・公・私立の
幼稚園、小学校、中学校、高等学校、高等専門学校、大学及び盲・聾・養護学校、
また、中体連、高体連等に配布しました」
とあります。

 このなかで、
「学校における熱中症予防のための指導のポイント」として、

4.常に健康観察を行い、児童生徒等の健康管理に留意しましょう。
5.児童生徒等の運動技能や体力の実態、疲労の状態等を常に把握するように
努め、異状がみられたら、速やかに必要な措置をとりましょう。

という項目があります。
 これは「教諭が常に生徒の状態について注視している」ことを
前提にした記述であり、したがって文科省も日本スポーツ振興センターも
「部活動の練習に顧問教諭が立ち会わないことは想定していない」
という事実を証明するものです。

 「また、日頃から、緊急時の対応のために校内対策チーム等を組織し、
熱中症対策について教職員の共通理解を図り、応急手当の研修を実施したり、
連絡(学校医、消防署、教育委員会、家庭等)の分担を明確にしたりして、
救急体制を確立しておきましょう」
という記述もあります。

 これも
「教職員が生徒のそばにいて、緊急時には教職員が応急手当をする」
ことを前提とした記述であって、被告・兵庫県が主張するように
「高校生であれば、教諭が不在でも生徒らにおいて適切な措置をとることが
十分に期待できる」
などとは、まったく考えていないことが明らかです。

 そして龍野高校学校保健委員会の「生徒の健康管理は自己責任」という
姿勢は、文科省の指導方針から大きく逸脱するものであることが、皆さんにも
ご理解いただけるものと思っています。
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Author:heppoko runner
 子どもは社会の宝です。
 なぜなら20年後、30年後の社会を支えてくれるのは彼ら彼女らであり、彼ら彼女らのいのちや権利を粗雑に扱うということは、すなわち日本の、ひいては人類の未来に対する責任を放棄することです。
 そんな無責任な態度は、断じて許されません。
 子どものいのちと権利を守るために、わたしたちはなにをしなければならないのか?なにをしてはいけないのか?
 いっしょに考えていただきたいと思います。

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