兵庫県立龍野高校テニス部事故を考えるウェブサイト

2007年5月24日、兵庫県立龍野高校テニス部の練習中に倒れ、いまも意識が戻らないリサさん。事故発生とその後の状況について検証し、ともに考えたいと思います。

保護者の「知る権利」について(その3)

[ 2011/12/07 08:48 ]
 関係者さんから、「二次災害」というタイトルでコメントを
お寄せいただきました。
 以下に引用します。

 毎週拝読させていただくことが習慣になってしまいました。
 遺族や家族が願っていることは「真相究明」と「再発防止」。
もっともな事だと思います。
 そのために少しずつではありますが、兆しが見えて来ました。
 そんな中で気づかなかった事。
 亡くなった児童のお友達やその保護者がとても痛んでいらっしゃいました。
 心的な二次災害が起こっていたのです。
 遺族には早い段階から私がサポートしていましたが、彼女たちにもサポート
すべき人が必要であったことを痛感しました。
 彼女たちには専任で臨床心理士が派遣され、ケアされることになりました。
 先日、痛んでいた保護者に会う機会がございましたが、遺族の凜とした姿に
比べると、担任を必死に責め続けることしかできずに泣き続けていらっしゃい
ました。(まるで遺族のようでした)
 「学校の対応は私に任せて、しっかりと自分のお子さんと向き合って下さい。
あっという間に大きくなってしまいますよ」
と伝えると、ほっとした表情で安心されたようで
「もう泣きません」
と言って下さいました。
 お友達にとっても保護者の方にとっても良い卒業式を迎えさせてあげたい
ので、今はそれを目標に頑張っています。
(以上、原文ママ)


 関係者さん、ありがとうございました。
 ご遺族はもとより、亡くなったお子さんのお友だちや保護者の皆さんにも
真剣に寄り添っていらっしゃるご様子が、ひしひしと伝わってきます。
 ご遺族も、いまは懸命に気を張っていらっしゃるのでしょうが、悲しみは
時間の経過とともに薄らいでいく、というものではありません。
 そして心身ともにお疲れが積みあがっていく、と拝察いたします。
 どうかくれぐれもお大事になさってください。

 当ブログ2011年12月1日付記事でもご紹介しましたが、
「事故が起こって幸せになる人はひとりもいない」
のだと、あらためて痛感しています。
 そのためにも、学校関係者にはいま一度、
「学校の教師は、学校の教育活動により生じるおそれのある危険から生徒を
保護すべき義務を負っており、危険を伴う技術を指導する場合には、事故の
発生を未然に防止するために必要にして十分な措置を講じる注意義務があり、
課外のクラブ活動においても何ら変わることなく、顧問の教諭には同様の
注意義務があるというべきである」
という山口地裁岩国支部判決(平7.12.27)をしっかりと受けとめてほしい、
と切に願うものです。
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Author:heppoko runner
 子どもは社会の宝です。
 なぜなら20年後、30年後の社会を支えてくれるのは彼ら彼女らであり、彼ら彼女らのいのちや権利を粗雑に扱うということは、すなわち日本の、ひいては人類の未来に対する責任を放棄することです。
 そんな無責任な態度は、断じて許されません。
 子どものいのちと権利を守るために、わたしたちはなにをしなければならないのか?なにをしてはいけないのか?
 いっしょに考えていただきたいと思います。

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