兵庫県立龍野高校テニス部事故を考えるウェブサイト

2007年5月24日、兵庫県立龍野高校テニス部の練習中に倒れ、いまも意識が戻らないリサさん。事故発生とその後の状況について検証し、ともに考えたいと思います。

龍野高校の体質について(その16)

[ 2011/11/07 09:10 ]
 「子どもの権利条約」は18歳未満の子どもを「児童」と規定し、
児童の基本的人権を国際的に保障するために制定されたもので、
日本も1994年に批准しています。
 その第3条第1項は、
「児童の最善の利益が主として考慮されるものとする」
としています。
 そして第6条第1項において
「すべての児童が生命に対する固有の権利を有することを認め」
たうえで、第6条第2項によって
「児童の生存及び発達を可能な最大限の範囲において確保する」
ことを国際公約としています。

 たいへん遺憾なことですが、リサさんは2007年5月24日以来
学習権を侵害されつづけています。
 この点については当ブログでも再三にわたって指摘してきたところ
ですが、例として09年2月、西村彰範教頭(当時、現・福崎高校長)が
「休学中は一歩たりとも高校敷地内に入ってもらっては困る!」
と、ご両親に対して発言したこと(当ブログ11年3月29日付記事)を、
あらためてここで指摘しておきます。
 もちろん、このような発言に法的根拠はありません。

 また09年7月、清重安男校長(当時、現・白陵中高校講師)は、
「休学は2年まで。このままでは除籍になるので、復学するように」
と、ご両親に指示しました。
 これについても文部科学省初等中等教育局教育課程課の担当官に
確認したところ、
「国としては、休学期間に関する規定はしていない」
と明確な回答を得ていますし、埼玉県のSさんが約7年にわたって
休学していた(当ブログ10年6月4日付記事)という事実に鑑みれば
いかに彼らの発言が根拠に乏しく、在校生に対する愛情など微塵も
感じられない冷酷なものか。
 皆さんにもご理解いただけると思います。

 残念ながらリサさんは、経済的・社会的に自立することは困難な状況に
あり、自らの幸福追求権は、ご両親に委ねざるを得ません。
 それどころか、事故発生後4カ月にわたって集中治療室(ICU)に
収容され、医師団の懸命な努力によって一命を取り留めましたが、
生存権さえ奪われかねない危険な状態にあったのです。
 これらはすべて当時16歳だったリサさんが、学校管理下で行われていた
部活動に参加していた状況下において発生した事故に起因するものです。

 しかし事故発生に至る機序を検証せず、説明も謝罪もせず再発防止策も
策定しない、ご両親との面談にさえ応じようとしない、龍野高校教員の
所業を眺めれば、前記「子どもの権利条約」の規定に違反し、その理念を
踏みにじるものであることは明らかです。

 これ以上不幸な事故を発生させないためにも、過去において発生した
事件・事故を全て再検証し、再発を防止するシステムを構築することが
龍野高校の喫緊の課題です。
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heppoko runner

Author:heppoko runner
 子どもは社会の宝です。
 なぜなら20年後、30年後の社会を支えてくれるのは彼ら彼女らであり、彼ら彼女らのいのちや権利を粗雑に扱うということは、すなわち日本の、ひいては人類の未来に対する責任を放棄することです。
 そんな無責任な態度は、断じて許されません。
 子どものいのちと権利を守るために、わたしたちはなにをしなければならないのか?なにをしてはいけないのか?
 いっしょに考えていただきたいと思います。

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