fc2ブログ

兵庫県立龍野高校テニス部事故を考えるウェブサイト

2007年5月24日、兵庫県立龍野高校テニス部の練習中に倒れ、いまも意識が戻らないリサさん。事故発生とその後の状況について検証し、ともに考えたいと思います。

全国学校事故・事件を語る会、シンポジウムを開催

[ 2019/06/04 10:04 ]
 全国学校事故・事件を語る会(代表世話人:内海千春氏・宮脇勝哉氏)は
2019年6月2日、神戸市内でシンポジウム
「学校事故・事件の解決の方向とは?~学校(教員)との『対話』を求めて~」
を開催し、全国各地から112人が参加しました。
 被害者と家族に加え、現職教員や教育委員会職員、市議会議員など
多彩な参加者が熱心に意見を交わしました。

 このなかで、同級生らからのいじめを苦に自死した奈良県橿原市立中1年生
(当時)女子の母親
http://shunichimori.blog130.fc2.com/blog-date-201509-6.html
と、名古屋市立向陽高校柔道部事故で死亡した1年生(同)男子の母、
倉田久子さんが、自身の経験を語りました。
http://shunichimori.blog130.fc2.com/blog-date-201511-1.html

 倉田さんは
「学校や教委が道義的責任を果たさず、説明も謝罪もしないから法的責任を
追及されることになる。裁判を招いているのは学校自身」
と指摘し、事故・事件が発生した際、校長らが「被害者と家族に寄り添い」
と発言することについても
「『寄り添う』とは相手の立場に身を置くこと。人は気遣われることで気遣える
ようになる」
と述べました。

 神戸市垂水区で16年10月、同市立中3年生(同)女子が自死する事件が
発生しました。
 市教委が設置した調査委がまとめた報告書では、いじめの事実を認めた
ものの、多くの要因の一つに過ぎないと結論づけていました。
 しかしその後、「破棄された」としていた生徒たちに事情を聞いた際のメモが
存在することが発覚、「隠蔽工作ではないか?」との疑念が広まるなど、
その不備が指摘され、再調査委が発足していました。
 再調査委の吉田圭吾委員長(神戸大大学院教授)は19年4月16日、
いじめが自死の主たる要因と認める報告書を公表した際の記者会見で
「(旧調査)委員会は『第三者性』を誤解し、遺族に寄り添えていない。
 調査はきちんとするが、姿勢は遺族寄りでいい。寄り添うことで、どん底に
いる遺族を救うこともできる」
と発言しています。

 内海氏は、
「学校は主体的に調査すべきだし、その能力もある。現に向陽高校は
3日間で調査結果をまとめ保護者に伝えた。
 しかし調査委を設置することが主流になった結果、調査委に丸投げし、
説明責任を放棄するようになった。
 そして調査委は『公平・中立』を盾に被害者・家族から十分な事情聴取
を行わない。この結果、信頼関係を構築できないでいる」
と批判し、
「被害者および家族と、学校・教委の双方が歩み寄り、『対話』を進める
ことでしか事実解明はできない」
と訴えました。

 住友剛・京都精華大教授は、調査委について
「報告書を公表して終わりではなく、アクションプランと実践状況について
検証し続けることが不可欠」
とし、兵庫県加古川市が「いじめ防止対策改善基本5カ年計画」をまとめた
ことを評価しました。
http://www.city.kakogawa.lg.jp/ikkrwebBrowse/material/files/group/148/kihonhousin.pdf
 そのうえで
「調査結果を共有して学校の再生を目指すのであれば、生徒や保護者の
協力を得られるような雰囲気を醸成することが必要で、このためにも正確な
情報開示が不可欠だ。
 これが風評被害など、被害者・家族の二次被害を予防することにもつながる」
との見方を明らかにしました。

スポンサーサイト



プロフィール

heppoko runner

Author:heppoko runner
 子どもは社会の宝です。
 なぜなら20年後、30年後の社会を支えてくれるのは彼ら彼女らであり、彼ら彼女らのいのちや権利を粗雑に扱うということは、すなわち日本の、ひいては人類の未来に対する責任を放棄することです。
 そんな無責任な態度は、断じて許されません。
 子どものいのちと権利を守るために、わたしたちはなにをしなければならないのか?なにをしてはいけないのか?
 いっしょに考えていただきたいと思います。

最新トラックバック
月別アーカイブ