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兵庫県立龍野高校テニス部事故を考えるウェブサイト

2007年5月24日、兵庫県立龍野高校テニス部の練習中に倒れ、いまも意識が戻らないリサさん。事故発生とその後の状況について検証し、ともに考えたいと思います。

ラグビー事故勉強会@同志社大学

[ 2018/11/24 02:00 ]
 2018年11月17日17時00分から約2時間にわたって、
同志社大学今出川キャンパス(京都市)で第15回ラグビー事故勉強会が
開催されました。
 スポーツ事故の被害者と家族、研究者、弁護士、学生、そして
車いすスポーツの指導者など多彩な顔ぶれが約20人、全国各地から
参集しました。

 この日は07年5月24日、龍野高女子テニス部の練習中に熱中症を発症し、
今日に至るまで意識が戻らないリサさんの父がゲストスピーカーとして招かれ
ました。
 リサさんの父は、およそ1時間にわたって事故の概要、石原元秀氏ら
歴代龍野高校長と兵庫県教育委員会のきわめて冷酷な事後対応を受けて
損害賠償請求訴訟を起こさざるを得なくなった状況や、大阪高裁判決が
確定するまでの経緯について話しました。

 07年度龍野高校長だった石原氏は12年12月7日、神戸地裁で
行われた証人尋問で 学校管理下で行われる部活動中に発生した
事故について
「調査していない。原因究明はできない。原因究明が再発防止に
つながるとは認識していない」
と言い切りました。
http://shunichimori.blog130.fc2.com/blog-date-201212-9.html

 これに対して参加者からは、
「事故を精緻に調査して原因を究明し、これを公表して情報を共有
しなければ再発防止につながらない。石原氏の発言は信じられない」
という声が相次ぎました。

 損害賠償請求訴訟は原告であるリサさんと両親の勝訴が確定しました。
http://shunichimori.blog130.fc2.com/blog-date-201501-2.html
http://shunichimori.blog130.fc2.com/blog-date-201512-2.html

 しかし兵庫県教委は石原氏の妄言を追認し、控訴審でも
「学校があえて調査しなくても、保護者は自発的に当時の部員らに話を
聞いており、事故についてはすでに事情を把握している。したがって
龍野高が調査する必要はない」
というにわかには信じがたい暴論を展開し、その言葉どおり今日に至るまで、
リサさんが倒れた事故について一切の調査を行っていません。
http://shunichimori.blog130.fc2.com/blog-date-201410-4.html

 勉強会には、京都府内の高校でラグビー部の練習中に事故にあい、
頸髄損傷を負って車いす生活を余儀なくされている中村周平さんのほかに、
大阪府内の高校ラグビー部で、同様に頸髄損傷を負って車いす生活5年目
という男子大学生も参加していました。
 彼の車いすには、同高ラグビー部関係者が作成した「君のことは忘れない」
という趣旨のメッセージが記載されたステッカーが貼ってありました。
 彼を支援する会の会長は、ラグビー部監督です。
 事故が発生し、部員が重篤な後遺障害を負ったことはたいへん不幸なことで
指導者にとって痛恨の極みであろうことは論を俟ちませんが、同校関係者は
事実に誠実に向き合っています。
 そのせいでしょう、彼は母校ラグビー部の健闘を心から祈っています。

 翻って、「事故などなかったことにしてしまおう」と言わんばかりの態度で、
保護者との信頼関係をぶち壊して平然としている龍野高と兵庫県教委。
 両者の姿勢には、まさに雲泥の差があります。
プロフィール

heppoko runner

Author:heppoko runner
 子どもは社会の宝です。
 なぜなら20年後、30年後の社会を支えてくれるのは彼ら彼女らであり、彼ら彼女らのいのちや権利を粗雑に扱うということは、すなわち日本の、ひいては人類の未来に対する責任を放棄することです。
 そんな無責任な態度は、断じて許されません。
 子どものいのちと権利を守るために、わたしたちはなにをしなければならないのか?なにをしてはいけないのか?
 いっしょに考えていただきたいと思います。

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