fc2ブログ

兵庫県立龍野高校テニス部事故を考えるウェブサイト

2007年5月24日、兵庫県立龍野高校テニス部の練習中に倒れ、いまも意識が戻らないリサさん。事故発生とその後の状況について検証し、ともに考えたいと思います。

大阪市の水泳死亡事故、控訴審第4回口頭弁論

[ 2018/07/28 09:26 ]
 2013年8月14日、大阪市の障害者向け水泳教室の練習中に死亡した
国本考太さん(当時24歳)の両親が、運営していたNPO法人と女性コーチを
相手取って提訴している損害賠償請求訴訟の控訴審第4回口頭弁論が
18年7月26日、大阪高裁(江口とし子裁判長)で行われました。

 前回口頭弁論で、被控訴人・コーチ側が提出した意見書に対し、
控訴人・両親側は熱中症に詳しい医師の意見書を提出しました。
http://shunichimori.blog130.fc2.com/blog-date-201806-4.html

 この医師は、コーチ側の意見書に対して10種類を超える参考文献を
引用してその主張を論破し、痛烈に批判しました。
 これを受けて江口裁判長は弁論終結を宣告しましたが、被控訴人の
代理人弁護士が反論書を提出したいとの意向を表明したため、
9月27日14時15分から大阪高裁84号法廷で第5回口頭弁論が
行われることになりました。

 そもそも被控訴人は、控訴していません。
 すなわち一審判決を受け入れる姿勢を明確に示していました。

 しかし両親が控訴しました。
 それは一審判決が、熱中症が考太さんの死因であると認定しながら、
熱中症を発症するに至る機序について、あいまいなままにした
一審判決に対する両親の不信感に基づくものであり、コーチの
注意義務違反・安全配慮義務違反を明確に認めて責任の所在を
明確化してほしい、という意向によるものです。
 けっして損害補償金額の増額などを求めたわけではありません。
http://shunichimori.blog130.fc2.com/blog-date-201706-1.html

 いわば控訴審は両親と裁判所の争いであり、あえて言うなら被控訴人は
無関係です。
 ではなぜ被控訴人がいるのか?といえば、コーチとNPO法人を被控訴人に
しなければ裁判が成立しないから、という手続き上の問題にすぎません。

 こうした事実を踏まえれば、被控訴人が意見書に対して反論すると
いうのなら、なぜ一審判決を不服として自らが控訴しなかったのか?
という疑問に立ち返ります。
 すなわちいたずらに裁判を長期化させて、両親を疲弊させることが
目的化しているのではないか、との疑念を抱かざるを得ません。
 端的に言えば、いやがらせにすぎない、きわめて悪質な態度です。

 なお本件については、18年7月24日付東京新聞が伝えていますし、
http://www.tokyo-np.co.jp/article/living/life/201807/CK2018072402000188.html
『体育科教育』(大修館書店)17年7月号に、南部さおり・日本体育大准教授が
寄稿しています。
 併せてご参照ください。
スポンサーサイト



プロフィール

heppoko runner

Author:heppoko runner
 子どもは社会の宝です。
 なぜなら20年後、30年後の社会を支えてくれるのは彼ら彼女らであり、彼ら彼女らのいのちや権利を粗雑に扱うということは、すなわち日本の、ひいては人類の未来に対する責任を放棄することです。
 そんな無責任な態度は、断じて許されません。
 子どものいのちと権利を守るために、わたしたちはなにをしなければならないのか?なにをしてはいけないのか?
 いっしょに考えていただきたいと思います。

最新トラックバック
月別アーカイブ