兵庫県立龍野高校テニス部事故を考えるウェブサイト

2007年5月24日、兵庫県立龍野高校テニス部の練習中に倒れ、いまも意識が戻らないリサさん。事故発生とその後の状況について検証し、ともに考えたいと思います。

橿原市立中いじめ自死事件、第7回口頭弁論

[ 2017/02/26 19:28 ]
 橿原市および同市教育委員会の隠蔽体質と不誠実な対応について、
今回もご報告しなければならないことは心苦しい限りです。
 2013年3月28日、同市立中1年生の女子生徒(当時)が、同級生らからの
いじめを苦に自ら命を断つに至ったことは、学校と教育行政に携わる者にとって
最大の痛恨事であり、全容を解明し、亡くなった生徒の名誉を回復することが
せめてもの務め、と私は考えます。
 しかしこうした考え方を橿原市および同市教委、そして同市の代理人弁護団と
共有できないことは、誠に遺憾です。
 その顛末を以下に記します。

 亡くなった生徒の母親は2016年11月7日、奈良地裁に対して
「証拠保全申立書」を提出しました。
 これは被告・橿原市の代理人、井上善雄弁護士(大阪弁護士会)が、
「学校や市教委が作成し、調査委員会に提出した資料を、奈良地裁には提出しない」
と明言していることを受けての措置です。
http://shunichimori.blog130.fc2.com/blog-date-201605.html

 こうした事実を背景に、奈良地裁(木太伸広裁判長)は証拠保全の必要性を認め、
16年12月9日付で
「裁判官が16年12月27日に橿原市役所と同市教委事務局に赴き、証拠調べを行う」
との決定書を原告・被告双方に送達しました。
 これに対し橿原市は、証拠調べを拒否しました。
 原告弁護団長の佐藤真理弁護士(奈良弁護士会)は
「長年の弁護士活動で証拠保全を10数回にわたって行っているが、拒否されたのは
初めて。橿原市の姿勢はきわめて不誠実なもの」
と痛烈に批判しています。

 母親によると16年12月27日13時00分ごろ、裁判官・書記官らとともに
市教委事務局を訪れたところ、
「辻岡章裕・教育総務部長が、資料の保管場所についての問い合わせに対して
要領を得ない回答に終始したため、市教委(橿原市小房町)と市役所本庁舎
(同市八木町)をたらい回しにされた。
 辻岡氏は、最終的には証拠資料が市役所にあることを認めたものの、
『証拠調べには断固応じない』と述べた」
とのことです。
  このため、原告は17年2月6日付で奈良地裁に「文書提出命令申立書」を
提出しました。

 問題はこれからです。
 第7回口頭弁論が行われたのは17年2月20日10時30分。
 すなわち井上弁護士は、「文書提出命令申立書」を受理してから約2週間が
経過しているにもかかわらず、
「あらためて申立書の内容を検討する。そのためには2カ月を要する」
と言い放ちました。
 一連の経緯に鑑みれば、意図的な不作為と言わざるを得ず、いたずらに
裁判を長期化させて原告が心身ともに疲弊するのを待っているのではないか、
との疑念を抱かざるを得ません。

 母親は、
「私が娘を虐待していたことが自死の原因、などとありもしないことをでっちあげて、
学校の責任を回避しようと画策してきた。
 橿原市の不誠実な対応は一貫しており、強い憤りを禁じ得ない」
と述べています。

 全国の多くの皆さんにこうした状況を知っていただき、支援していただけるよう
切に願います。
 次回口頭弁論は17年4月20日14時00分、奈良地裁201号法廷で行われます。
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プロフィール

heppoko runner

Author:heppoko runner
 子どもは社会の宝です。
 なぜなら20年後、30年後の社会を支えてくれるのは彼ら彼女らであり、彼ら彼女らのいのちや権利を粗雑に扱うということは、すなわち日本の、ひいては人類の未来に対する責任を放棄することです。
 そんな無責任な態度は、断じて許されません。
 子どものいのちと権利を守るために、わたしたちはなにをしなければならないのか?なにをしてはいけないのか?
 いっしょに考えていただきたいと思います。

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