兵庫県立龍野高校テニス部事故を考えるウェブサイト

2007年5月24日、兵庫県立龍野高校テニス部の練習中に倒れ、いまも意識が戻らないリサさん。事故発生とその後の状況について検証し、ともに考えたいと思います。

橿原市中1自殺事件、調査委は「いじめがあった」と認定

[ 2015/04/24 21:48 ]
 共同通信は2015年4月23日付で

 奈良県橿原市で13年3月、公立中1年の女子生徒=当時(13)=が自殺した
問題で、市教育委員会の調査委員会(委員長・出口治男弁護士)は23日、
同級生によるいじめや中傷、家族への不満などが自殺の要因となったとする
報告書を公表した。学校がいじめを放置し、生徒の孤立感を深めたと認めた。
 事後対応では、学校や市教委が家庭に問題があったと即断したと批判。
また、森下豊市長が遺族と対立し、調査委の結論を有利にしようと働き掛けた
として「真相解明を大きく遅らせ、早期に再発防止策を講じる機会を失わせた。
子どもの自死を汚れた大人の論理でもてあそび、誠に許し難い」と批判した。

という記事を配信しました。

 報告書は、学校関係者や地域住民などの間に「母親による虐待があった」
とのうわさが流れたことに言及し、
「本生徒が生前、暴力を振るわれていたことを窺わせるに足りる痕跡は何ら
残されておらず、他に母親の暴力を窺わせる事情は認められない」
と明確に否定しています。
 また森下市長が、同市の顧問弁護士だった北浦一郎氏(大阪弁護士会)を
調査委員に任命し、「家庭に原因があった」との結論に達するよう調査委の
議論を誘導させようと画策したことを事実として認め、
「市長は、旧調査委員会に北浦弁護士を入れたことについて、『市の顧問弁護士
として、この事象に最初から取りかかっている関係から、第三者委員会に入って
もらうことは特段おかしいことではないと思っている。失政とは考えていない』
などと市議会で発言しているが、自らの判断の誤りを反省すべきである」
と厳しく批判しています。

 同日、生徒の両親は記者会見で
「調査報告書で初めて知った事実が多くあった。娘はさまざまなサインを出して
いたのに(学校は)これを隠して『いじめはない』と主張していた」
と訴えました。
 同校の校長(当時)は生徒(同)に対し
「校長先生はなんにも悪いことはしてないんやけどな」
と話していたといいます。
 校長が「事実を隠蔽し、虚偽の説明をすることは悪いこと」という認識すら
持ち合わせていなかったことは、この発言からも明らかです。
http://shunichimori.blog130.fc2.com/blog-date-201411.html

 こうした学校側の対応について、出口氏は記者会見で
「先生たちは誰ひとり(亡くなった)生徒と向き合って話をしていない」
と痛烈に批判しました。

 しかしこうした態度は、橿原市にとどまるものではありません。
 兵庫県は07年5月24日、龍野高校女子テニス部の練習中に発生した
事故について、一切調査していません。
 兵庫県は頑なに事故調査委員会の設置を拒んでいますが、これが
「真相を究明すれば石原元秀校長(同、現・兵庫県上郡町教育委員)の
言動は不適切だったと認めなければならない。これはなんとしても避けたい」
という思惑によるものだとすれば。
 それは
「未来を奪われた生徒の悲しみを大人の論理でもてあそび、誠に許し難い」
行為だと言わざるを得ません。
 そして大阪高裁が「校長には調査報告義務、誠実対応義務がある」
と明確に認定したことを不服として上告したことは、
「真相解明を大きく遅らせ、早期に再発防止策を講じる機会を失わせ」ている
のだということを、一刻も早く認めるべきです。
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プロフィール

heppoko runner

Author:heppoko runner
 子どもは社会の宝です。
 なぜなら20年後、30年後の社会を支えてくれるのは彼ら彼女らであり、彼ら彼女らのいのちや権利を粗雑に扱うということは、すなわち日本の、ひいては人類の未来に対する責任を放棄することです。
 そんな無責任な態度は、断じて許されません。
 子どものいのちと権利を守るために、わたしたちはなにをしなければならないのか?なにをしてはいけないのか?
 いっしょに考えていただきたいと思います。

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