兵庫県立龍野高校テニス部事故を考えるウェブサイト

2007年5月24日、兵庫県立龍野高校テニス部の練習中に倒れ、いまも意識が戻らないリサさん。事故発生とその後の状況について検証し、ともに考えたいと思います。

子ども安全管理士資格認定講座について(その3)

[ 2015/03/23 08:24 ]
 2015年3月21日、第1期子ども安全管理士(CPP)資格認定講座
(主催:一般社団法人吉川慎之介記念基金)第4日が東京都内で開催され、
全国各地から保育士や、幼稚園から高校までの教諭をはじめ74名の受講生
が集まりました。

 講師の畑中鐵丸弁護士は
「保育士や教諭は、子どもたちというお金では買えない大事なものを預かっている」
と強調し、
「子どもたちは保育士や教諭の指示にしたがって行動するのだから、常に緊張感
を持っていなければならない。迷ったら悪いほうに考える。リスクを勘案して中止
することも重大な選択だ」とし、
「結果には必ず原因がある。前例に依拠することは思考停止を招く。危機管理に
おいて最も重要なことはリスクを発見することだ」と指摘しました。

 11年7月11日、私立大和幼稚園(神奈川県大和市)のプール授業中に死亡した
伊礼貴弘くん(当時3歳)の父・康弘さんは、
「保育士や教諭にとって最も大事なことは『楽しい教育』ではない、『命を守ること』だ。
このことを大前提として、職に就いてほしい」と訴え、
「多くの子どもたちの命が救われるためなら、どこにでも出向いて自分の経験を
話す用意はある。踏み台にしてもらって構わない。そうすれば息子の命は
無駄にはならない」と述べました。
 同園の園長は、業務上過失致死容疑で起訴されています。
 15年3月31日10時00分、横浜地裁で判決が言い渡されます。

 04年12月24日、横浜市立奈良中で柔道部顧問教諭(当時)から暴行を受け、
一命は取り留めたものの高次脳機能障害が残った男性の母・小林恵子さんは
「全国柔道事故被害者の会を結成して事例を集約し、内田良・名古屋大准教授らと
連携するなかで、重大事故が発生する傾向が明らかになってきた。問題がわかれば
対策を講じられる。その結果、柔道事故で死亡事案は過去3年間発生していない」
と述べ、
「CPPは『子どもの安全を守る強い意志を持つ人』と私は理解している。常に新しい
情報を身につけ、常にリスクマネジメントに心を砕き、子供たちを守る砦になってほしい」
と期待を表明しました。

 吉川慎之介記念基金の吉川優子代表理事は
「防げたはずの事故で子どもたちが命を落とすことのない社会を実現したい。
 CPP講座は挑戦だ。資格を取得した人たちが同僚にフィードバックして、社会を
変えていくきっかけになれば、と思っている」と述べました。

 第2期CPP資格認定講座は6月-7月に開催されます。
http://shinnosuke0907.net/cpp/course01/
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プロフィール

heppoko runner

Author:heppoko runner
 子どもは社会の宝です。
 なぜなら20年後、30年後の社会を支えてくれるのは彼ら彼女らであり、彼ら彼女らのいのちや権利を粗雑に扱うということは、すなわち日本の、ひいては人類の未来に対する責任を放棄することです。
 そんな無責任な態度は、断じて許されません。
 子どものいのちと権利を守るために、わたしたちはなにをしなければならないのか?なにをしてはいけないのか?
 いっしょに考えていただきたいと思います。

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