兵庫県立龍野高校テニス部事故を考えるウェブサイト

2007年5月24日、兵庫県立龍野高校テニス部の練習中に倒れ、いまも意識が戻らないリサさん。事故発生とその後の状況について検証し、ともに考えたいと思います。

第三者機関のあり方について(その21)

[ 2013/12/31 08:01 ]
 2013年12月28日付読売新聞長野版は

 富士見町立富士見中学3年の男子生徒(14)が5月中旬、自宅で自殺した
問題で、町教育委員会が設置した調査委員会(委員長・毛利正道弁護士)は27日、
「いじめは存在したが、それによって自死したと認定することはできなかった」
とする報告書を公表した。
 報告書は、事件の大きな特徴として、自分はかけがえのない存在だという
「自己肯定感」の著しい減退があったと指摘している。
 生徒は中学1年の時から周囲の生徒に「死にたい」と漏らしていた。
2年の時の自己評価チェックでは「自分の力を信じて頑張る力」「友達、家庭など
他者との支え感」が減退。4月からは学習塾にも行かなくなった、とした。
 そのうえで、自死の引き金となった要因として大きな順に〈1〉3年になって
まもなく、本人にとって極めて重要な個人的な出来事が同じ中学校の生徒との間で
発生した〈2〉自死の1週間前の数学のテストの点数が悪かった〈3〉5月の
連休明けから休み時間に1日1回、複数の生徒から計10回程度のビンタ行為を
受けた――を挙げ、「生きる気力を失いかけていたところに3つの事実が重なり
自死に至った」とした。
 ビンタ行為については「いじめ」と評価せざるを得ないとしている。
 調査委は弁護士、精神科医、臨床心理士など7人で構成。6月14日から約半年間、
遺族や生徒、父兄ら30人から聞き取りしてきた。(後略)

と伝えました。

 これについて、浜名湖ボート転覆事故で死亡した西野花菜さんの父・友章さんは
「『いじめと自死に因果関係はない、だから学校に責任はない』との結論ありきで、
あとから理由をこじつけたにすぎない。名ばかり調査委には、怒りで言葉も出ない」
と厳しく批判しています。

 上記報道では、なぜ「中学1年の時から周囲の生徒に『死にたい』と漏らしていた」
のか?その理由はわかりません。
 当時から暴言や暴力など「いじめ」を繰り返し受けていたのではないか?との
疑問が残ります。
 このほか、調査委が「自己肯定感の著しい減退」をもたらした要因について
言及しているのか?ビンタ行為について教師が事実を把握していたのか?
加害生徒らに対して指導していたのか?も不明です。
 このため13年12月29日、小池知笑・富士見町教育委員長に、報告書の全文を
町ホームページで公表するよう求めるメールを送りました。
 小池氏の速やかな対応を期待するところです。
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プロフィール

heppoko runner

Author:heppoko runner
 子どもは社会の宝です。
 なぜなら20年後、30年後の社会を支えてくれるのは彼ら彼女らであり、彼ら彼女らのいのちや権利を粗雑に扱うということは、すなわち日本の、ひいては人類の未来に対する責任を放棄することです。
 そんな無責任な態度は、断じて許されません。
 子どものいのちと権利を守るために、わたしたちはなにをしなければならないのか?なにをしてはいけないのか?
 いっしょに考えていただきたいと思います。

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