兵庫県立龍野高校テニス部事故を考えるウェブサイト

2007年5月24日、兵庫県立龍野高校テニス部の練習中に倒れ、いまも意識が戻らないリサさん。事故発生とその後の状況について検証し、ともに考えたいと思います。
月別アーカイブ  [ 2013年09月 ] 

石原元秀氏について(その14)

[ 2013/09/24 08:32 ]
 兵庫県教育長は平成9年3月1日付で県立学校長に対し、
「中学校、高等学校における運動部活動の指導について(通知)」
という文書を発しています。
 このなかで
「9 事故防止について
(1)指導者は、事故防止の徹底を図るとともに、万一重大事故が発生
したときには適切に対応できるよう救急体制を確立しておくこと。
 また、心肺蘇生法等の応急処置についても、全教職員が熟知し実践
できるようにすること。
(2)運動部活動が生徒の身体に与える影響を考慮して、指導に
あたっては、個々の生徒の健康状態を把握するとともに、活動環境の
整備を行い、安全管理に留意すること」
と明記しています。
http://www.hyogo-c.ed.jp/~taiiku-bo/gakkkoutaiikukakari/tuuti090301.pdf

 同様に、兵庫県教育委員会体育保健課長は平成11年9月28日付で
県立学校長に「運動部活動中の事故防止について(通知)」という
文書を送り、
「学校における運動部活動の指導及び事故防止については、かねてから
特段の配慮をお願いしているところですが(中略)事故防止の徹底を
図るよう配慮願います。なお、この趣旨をすべての教職員に周知徹底
するよう指導願います」
としています。

 具体的には、
「3 指導にあたっては、平素から、健康診断の結果等個々の生徒の
日頃の健康状態について把握しておくとともに、活動中においても、
常時、健康観察に努めること」
と注意を喚起しています。
http://www.hyogo-c.ed.jp/~taiiku-bo/gakkkoutaiikukakari/tuuti110928.pdf

 いずれも、教職員が生徒たちの健康状態について細心の注意を払い、
事故防止に努めるよう求めるものです。

 石原元秀氏は神戸地裁に提出した陳述書で「部活動に教諭が立ち会う
義務はない」と主張していますが、県教委からの通知にそのような記載が
ないことは、あらためていうまでもありません。
 ましてや石原氏のように、学校管理下で行われる部活動中に重大な事故
が発生したという事実に向き合わず、「もう高校生なのだから」と主張して
生徒たちに責任を転嫁するなど、まったくもって論外です。

 すなわち石原元秀・龍野高校長(当時)は、県教育長および県教委
体育保健課長が職責に基づいて発した公文書の記載内容を順守していない
のですから、県教委は石原氏を処分してしかるべきです。
 しかしそのような事実はなく、それどころか県教委は「石原氏は
誠心誠意対応した」と評価さえしています。
 兵庫県教委の対応は明らかに矛盾しており、理解に苦しむものです。
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プロフィール

heppoko runner

Author:heppoko runner
 子どもは社会の宝です。
 なぜなら20年後、30年後の社会を支えてくれるのは彼ら彼女らであり、彼ら彼女らのいのちや権利を粗雑に扱うということは、すなわち日本の、ひいては人類の未来に対する責任を放棄することです。
 そんな無責任な態度は、断じて許されません。
 子どものいのちと権利を守るために、わたしたちはなにをしなければならないのか?なにをしてはいけないのか?
 いっしょに考えていただきたいと思います。

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