兵庫県立龍野高校テニス部事故を考えるウェブサイト

2007年5月24日、兵庫県立龍野高校テニス部の練習中に倒れ、いまも意識が戻らないリサさん。事故発生とその後の状況について検証し、ともに考えたいと思います。

竹田高剣道部事故、遺族らが署名活動

[ 2013/06/25 17:17 ]
 当ブログ2013年4月5日付記事の続報です。

 13年6月23日付毎日新聞福岡都市圏版は、

 クラブ活動中に熱射病で死亡した大分県立竹田高校剣道部の元主将、
工藤剣太さん(当時17歳)の両親ら約20人が22日、剣道部の顧問ら
2人の賠償責任の認定を求めて中央区天神で署名活動をした。
 署名は7月に始まる福岡高裁での控訴審に提出する。

 1審の大分地裁判決(13年3月)によると、工藤さんは09年8月22日、
学校の剣道場で練習中に倒れ死亡した。
 地裁は、すぐに救急車を呼ばなかった顧問と副顧問の過失と死亡との
因果関係を認め、県などに約4700万円の損害賠償の支払いを命じた。
 ただ、2人の賠償責任ついては「県が賠償責任を負う場合は公務員
個人は負わない」とする国家賠償法に基づいて認めなかった。
 工藤さんの母奈美さんは「人の命が奪われ、過失は認めたのに
責任はないというのは納得いかない。国賠法の理不尽さを知ってほしい」
と話している。(後略)

と報じました。

 奈美さんによると、福岡市での署名活動には剣太くんの同級生たちが
各地から駆けつけてくれたほか、6月23日には雨の中、
「(22日の)ニュースで見た。いても立ってもいられない思いだ。
ぜひ署名させてほしい」
といって、佐賀県唐津市からわざわざ足を運んでくださった方もいました。

 ところが一方で、
「おまえら金もらったんだろ!子どもが死んだって、金もらったんなら
いいじゃねぇか!」
と、心ない罵声を浴びせる男性もいた、とのことです。

 剣太くんの両親は、大分県と豊後大野市からの賠償金の受け取りは
拒否しています。
 なぜなら父親の英士さんと奈美さんは、
「なぜ剣太くんは亡くなったのか?」
「いつ、だれが、なにをしていれば、事故は防げたのか?」
「二度と同様の事件を発生させないためには、どうすればいいのか?」
を問うているからです。
 だからこそ真相を究明し、実効性ある再発防止策を策定し、その運用の
徹底を図ることを目的として、検察審査会にも申し立てています。
 したがって
「顧問だったSと副顧問だったWを控訴するにあたって、賠償金を
受け取ったうえで闘うことは、自分たちが納得できない」
のです。
 この心情を、皆さんにもぜひご理解いただきたいと思います。

 4月に始めた署名活動は6月23日現在、1万8000人に迫ろうと
しているとのことです。
 奈美さんは、
「全国の皆様のおかげです。『剣太!嬉しいことだね!』とつぶやきながら
胸がいっぱいになっています」
とコメントしています。

 なお控訴審第1回口頭弁論は、7月17日15時00分から
福岡高裁502号法廷で行われます。
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プロフィール

heppoko runner

Author:heppoko runner
 子どもは社会の宝です。
 なぜなら20年後、30年後の社会を支えてくれるのは彼ら彼女らであり、彼ら彼女らのいのちや権利を粗雑に扱うということは、すなわち日本の、ひいては人類の未来に対する責任を放棄することです。
 そんな無責任な態度は、断じて許されません。
 子どものいのちと権利を守るために、わたしたちはなにをしなければならないのか?なにをしてはいけないのか?
 いっしょに考えていただきたいと思います。

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