兵庫県立龍野高校テニス部事故を考えるウェブサイト

2007年5月24日、兵庫県立龍野高校テニス部の練習中に倒れ、いまも意識が戻らないリサさん。事故発生とその後の状況について検証し、ともに考えたいと思います。

大分地裁、教師の過失責任認め原告勝訴判決言い渡す

[ 2013/04/01 12:25 ]
 2013年3月21日付朝日新聞東京本社版夕刊は、

 大分県竹田市の県立竹田高校で2009年8月22日、剣道部の
練習中に倒れ、熱射病で死亡した工藤剣太さん(当時17)の両親が、
適切な措置や治療を怠ったとして当時の顧問と副顧問、県、搬送先の
公立病院を管理する同県豊後大野市に計約8600万円の損害賠償を
求めた訴訟の判決が21日、大分地裁であった。
 中平健裁判長は、県と豊後大野市に計約4656万円の支払いを
命じる判決を言い渡した。

 判決では、顧問は、工藤さんが練習中、竹刀を落としたのに、
そのまま竹刀を構えるしぐさを続ける異常な行動をした時点で熱射病
を認識できたにもかかわらず、稽古を続けさせ、副顧問も練習を中止
して救急車を呼ぶなど適切な処置をとらなかった、と指摘。
 病院の医師は、搬送後の約2時間にわたり適切な措置を施さず
死亡させた過失がある、と認めた。

 一方で「公務員個人は不法行為責任を負わない」として顧問と副顧問
の損害賠償責任は認めず、県と市の責任だけを認定した。

と伝えました。

 そして3月31日。
 まず橋本祐輔・豊後大野市長が、そして野中信孝・大分県教育長が
個別に竹田市内の工藤さん宅を訪問し、それぞれ
「今回の大分地裁判決を真摯に受けとめます。控訴はいたしません」
と伝達し謝罪しました。

 剣太さんの父、英士さんが野中教育長に
「審理のなかで被告代理人が、『剣太くんにも過失があった』と
述べたことは聞き捨てなりません。
 いったい剣太になんの過失があったというのですか?」
と問い質したところ、
「剣太くんに過失はありません」
と明言し謝罪した、とのことです。

 そのうえで野中教育長は
「09年度竹田高校剣道部顧問だったSと副顧問だったWに、
近日中に面談し事情を聞く」
との方針を明らかにしました。

 大分県教委はSに停職6カ月、Wには同2カ月の懲戒処分を
下しました。
 Wはすでに復職し、竹田高校とは別の高校で教壇に立っています。
 Sは現在、県の施設に勤務しており教職には復帰していませんが、
大分県職員の身分に変わりはありません。
プロフィール

heppoko runner

Author:heppoko runner
 子どもは社会の宝です。
 なぜなら20年後、30年後の社会を支えてくれるのは彼ら彼女らであり、彼ら彼女らのいのちや権利を粗雑に扱うということは、すなわち日本の、ひいては人類の未来に対する責任を放棄することです。
 そんな無責任な態度は、断じて許されません。
 子どものいのちと権利を守るために、わたしたちはなにをしなければならないのか?なにをしてはいけないのか?
 いっしょに考えていただきたいと思います。

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