兵庫県立龍野高校テニス部事故を考えるウェブサイト

2007年5月24日、兵庫県立龍野高校テニス部の練習中に倒れ、いまも意識が戻らないリサさん。事故発生とその後の状況について検証し、ともに考えたいと思います。
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その後の大分県立竹田高校について

[ 2011/08/26 10:36 ]
 2011年8月22日。
 当ブログの10年10月28日、12月10日、12月18日、
11年3月3日および7月25日付記事でご紹介した工藤剣太くんが
剣道部の練習中に亡くなってから、ちょうど2年にあたる日でした。

 この日は竹田高校の2学期始業式でもありました。
 生徒たちは体育館の床に座って長田文生校長の挨拶を聞いていました。
 そのなかには、剣太くんの従妹もいました。
 彼女は「今日は剣くんの特別な日!」という思いとともに、
長田校長の話に耳を傾けていました。
 ところが、いつまで聞いていても剣太くんの話が出ません。

 彼女は、ついにしびれを切らし、教頭のもとへと向かい
「今日はなんの日か知っているんですか?剣くんが死んだ原因の説明と
黙祷くらいしたらどうなんですか!」
と詰め寄りました。
 教頭は
「はい。今日が剣太くんの命日ということは知っています。
先日、お家の方にもお参りに行かせていただきました。原因に関しては、
いまは裁判中なので何とも言えませんが・・・」
と、煮え切らない態度に終始した、ということです。

 これに対して彼女は
「(11年3月1日の)卒業式のときにも言いました!どうして言われんと
わからんのですか!来年、わたしが卒業したらどうするつもりなんですか!
何回言ってもわからん人たちや!」
と怒りを爆発させました。

 教頭は
「貴重な意見をありがとうございました」
と言い校長に耳打ちした結果、生徒と教職員全員で黙祷することになった、
とのことです。
 ただし長田校長は、剣太くんが亡くなったことについては
「熱中症で」
と繰り返すのみで、顧問教諭(当時)が、意識を失って倒れていた剣太くんに
馬乗りになって、繰り返し暴行を加えたことについては一切言及しなかった、
とのことです。

 あらためて指摘しますが、工藤剣太くんは学校管理下で行われていた剣道部の
練習中に、顧問教諭のきわめて過酷で不合理な指導によって倒れました。
 さらに顧問から暴行を加えられ、副顧問がこれを制止せず傍観していた結果、
たいへん残念なことに剣太くんは搬送先の病院で亡くなったのです。

 事故調査委員会は、両教諭の対応は不適切と明確に認定しています。
 大分県教育委員会が両教諭を、それぞれ6カ月と2カ月の停職処分にしたこと、
大分県警が両教諭を書類送検したことも、当ブログで既報のとおりです。
 県教委は地方公務員法の規定に基づき懲戒処分にしていますし、県警も捜査の末、
刑事事件として立件すべきと判断したからこそ、検察に書類を送ったのです。
 両教諭が剣太くんを死に至らしめた、というご両親の主張は、けっして一方的な
ものでもなく、思い込みによるものでもないのだということを、あらためて強調
しておきます。

 長田校長に伺います。
 生徒たちは09年8月22日に起こったことも、その後の学校側の対応についても
すでに十分に知っています。
 いまさら小手先で策を弄したところで、あなたに対する不信感を招くだけ、とは
お考えになりませんか?
 竹田高校の校訓は「自律自尊 以て本分を果たさん」に始まります。
 あなたが校長として、教育者として、社会人として果たすべき本分とは、いったい
なんだとお考えですか?
 反省すべきことは反省し、改めるべきことは改め、謝罪すべきことは謝罪する、
という潔さをあなたが自ら示すことによってでしか、
「進取研鑽 以て文化に寄与せん」「和衷協同 以て明朗に生きん」
という、110有余年の歴史と伝統を誇る竹田高校の校訓を体現することはできない、
とはお考えになりませんか?
 それが工藤剣太くんとご家族への、せめてもの誠意だとはお考えになりませんか?

 ご多用中恐縮ですが、当ブログまでご意見をお寄せくださいますよう、何卒よろしく
お願いいたします。
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プロフィール

heppoko runner

Author:heppoko runner
 子どもは社会の宝です。
 なぜなら20年後、30年後の社会を支えてくれるのは彼ら彼女らであり、彼ら彼女らのいのちや権利を粗雑に扱うということは、すなわち日本の、ひいては人類の未来に対する責任を放棄することです。
 そんな無責任な態度は、断じて許されません。
 子どものいのちと権利を守るために、わたしたちはなにをしなければならないのか?なにをしてはいけないのか?
 いっしょに考えていただきたいと思います。

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