兵庫県立龍野高校テニス部事故を考えるウェブサイト

2007年5月24日、兵庫県立龍野高校テニス部の練習中に倒れ、いまも意識が戻らないリサさん。事故発生とその後の状況について検証し、ともに考えたいと思います。

龍野高校の体質について(その13)

[ 2011/03/29 14:48 ]
 龍野高校在学中の07年5月24日、クラブ活動中の事故により倒れ、
2年間の入院を経て、09年5月から自宅療養しているリサさん。
 ご両親は09年7月、清重安男校長の
「休学は2年まで。このままでは除籍になるので、復学するように」
との指示を受けて復学手続きをし、同月から授業料および修学旅行費・
学年費等が徴収されるようになりました。

 ご両親にとって復学には深い想いがありました。
 意識が戻っていないリサさんにとって、数学や物理の授業は意味が
ないかもしれません。
 けれど聴覚だけはしっかりしていたので、音楽鑑賞会や文化祭、
体育大会や弁論大会に参加し、生徒たちの声を聴くことによって意識の
覚醒につなげたいという想いがあったのです。
 さらに09年2月には西村彰範教頭(当時、現・福崎高校長)から、
「休学中は一歩たりとも高校敷地内に入ってもらっては困る!」
と言われ、卒業式への参加も拒否されたこともあり、復学していなければ
不利益を被ると判断したからです。

 しかしながら龍野高校は当初、新型インフルエンザの流行を理由に、
それが終息したあとは受け入れ態勢の不備を理由に、リサさんの登校や
学校行事への参加を1日たりとも認めませんでした。
 そこで保護者は10年3月、復学以降支払い続けた授業料と、
修学旅行費・学年費等について返却を求めました。
 しかしながら1年を経た今日にいたるまで、説明は一切なく、
もちろん返却されたという事実もなく、金銭の所在は不明です。

 ところが10年3月の龍野高校会計報告には
「学年費等については長期欠席者に返金済み」
と記載されています。実に不思議な話です。

 確認しますが、保護者が「学年費等について返金を受けた」事実はありません。
 にもかかわらず清重校長が「返金した」と会計報告したことに対し、ご両親は
何度も何度も説明を求めました。
 しかし清重校長は説明するどころか、面会も電話対応も一切拒絶し続けました。

 ご両親は11年2月、兵庫県教育委員会事務局に出向いて相談したところ、
「調査のうえ、回答いたします」
との説明を受けましたが、1カ月過ぎた現在においてもまったく回答がありません。

 たとえば銀行員が顧客から預かったお金を当該口座に入金しなかったら、
懲戒処分を受けます。
 自治体の職員が住民から預かった税金を入金せず、金庫に放置していても
懲戒処分の対象です。
 けれど龍野高校は、保護者が納入した諸経費の使途について説明すらしません。
納入した諸経費の行方も分かりません。
 あえて指摘しますが、現時点では清重校長以下関係者が私的に流用した、という
嫌疑をかけられても、これを否定するだけの合理的な要因は存在しない、
と言わざるを得ません。
 なぜなら説明していないから、です。

 事前に約束したうえでご両親が学校に出かけても、清重校長は急遽休暇を取って
約束を反故にします。
 電話をかけても教頭が窓口となり、校長にはとりつぎません。
 そこでやむなく教頭に尋ねても、
「私は校長ではないので、お答えできません」
と、取りつく島もない対応に終始しています。
 これが大人のやることでしょうか?

 県教委は以前から「学校徴収金事務取扱要綱」を制定し、保護者から預かった
徴収金について、安全かつ適正に事務処理を図るよう各校を指導しています。
 また、毎年関係者に対し「教職員の非違行為の防止に係る周知徹底について」
において、学校徴収金事務及び旅費事務のほか全ての経理事務を適正に処理するよう
通知しています。
 「綱紀粛正及び服務規律の確保について」も、全体の奉仕者としての自覚に立って
服務規律を遵守し、襟を正し職務に取り組むよう、所属教職員に通知しています。
 高校授業料についても、「兵庫県立学校授業料等徴収条例」および
「兵庫県立の中学校、高等学校及び中等教育学校の授業料等の免除及び減額に関する
規則において」に基づき、適正に取り扱うことになっています。
 しかし残念なことに龍野高校では校長も教頭も、条例、規則、要綱、通知を
知りません。
 ご両親が尋ねても、条例等の内容どころか存在すら知らないのです。
 龍野高校では金銭の取扱いにおいて、「前例、慣例、近隣校がそうしている」
で対応しており、法令等は全く機能していないのです。
 県民の生命と財産を守るのが使命であるはずの兵庫県教職員が法令を無視し、
自己に都合がいいように解釈し運用しているのは、到底看過できません。

 ご両親が相談してから1カ月以上経過しているにもかかわらず、調査回答をしない
県教委も、残念ながら規律と公務遂行の秩序が機能していないと言わざるを得ません。

 リサさんの事故について検証も説明も謝罪もしないばかりか、事実ではないことを
吹聴し、ご両親の名誉を毀損した石原元秀・前校長(現・小野高校長)。
 重篤な状態に陥った生徒を放置し、保護者と対応することすら拒み続けた
清重安男校長。
 そんな両氏が今春、兵庫県教育功労者表彰を受けました。

 兵庫県教委によると、この趣旨は
「県下教育の振興に貢献し、その行為が広く県民の模範となるべき人々を表彰し、
その功績に報いるとともに本県教育の発展に資することを目的とした表彰(知事表彰)」
なのだそうです。

 井戸敏三知事は表彰式の挨拶のなかで、
「人作りの要諦は温かい愛情が基本。教育は思いと信頼で成り立っている」
と述べました。
 では生徒に対する「温かい愛情」など微塵も感じられず、保護者とのあいだに「信頼」
関係を構築できなかった両氏を表彰したことを、どう理解すればいいのでしょう?
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プロフィール

heppoko runner

Author:heppoko runner
 子どもは社会の宝です。
 なぜなら20年後、30年後の社会を支えてくれるのは彼ら彼女らであり、彼ら彼女らのいのちや権利を粗雑に扱うということは、すなわち日本の、ひいては人類の未来に対する責任を放棄することです。
 そんな無責任な態度は、断じて許されません。
 子どものいのちと権利を守るために、わたしたちはなにをしなければならないのか?なにをしてはいけないのか?
 いっしょに考えていただきたいと思います。

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