兵庫県立龍野高校テニス部事故を考えるウェブサイト

2007年5月24日、兵庫県立龍野高校テニス部の練習中に倒れ、いまも意識が戻らないリサさん。事故発生とその後の状況について検証し、ともに考えたいと思います。
月別アーカイブ  [ 2010年12月 ] 

人権について考える(その2)

[ 2010/12/18 19:40 ]
 ここで、大分県立竹田高校剣道部の工藤剣太くんが亡くなった事件について、
検証してみましょう。
 既報のとおり、大分県警は当時の顧問教諭と副顧問教諭を書類送検しました。
 でも皆さん、よく考えてみてください。
 そもそも学校で、教師が生徒に対して暴力を振るうことが正当化される理由は
存在するのでしょうか?

 まずこうした事件が発生したとき、教師が書類送検されたということ自体、
きわめて珍しいことです。
 そして、教師の生徒に対する暴力行為が刑事事件として立件されること自体、
きわめて珍しいということが、まずもって問題です。
 とはいえ、あくまで「業務上過失致死容疑」にすぎません。
 明らかに熱中症と思われる症状を発症し、意識障害まで起こしていた
剣太くんに対して、

 …いえ、言葉は正確に使わないといけませんね。
 顧問教諭によって、意識障害まで起こされていた剣太くんに対して。

 当の顧問教諭が馬乗りになって、複数回にわたって暴行を繰り返した。
 これのどこが「業務上過失致死容疑」なのでしょうか?
 なぜ「殺人容疑」ではないのでしょうか?

 あえて百万歩譲りましょう。
 「殺意があったとは立証できない」のかもしれません。
 でも「傷害致死容疑」が成立しない理由は、存在するのでしょうか?
 
 ここでもう一度、皆さんにうかがいます。
 学校で、教師が、生徒の安全に、配慮する必要はない、という意見に
皆さんは「そのとおり!」と賛同されますか?

 K記者とは、独立行政法人・日本スポーツ振興センターが運営している
災害共済給付制度についても意見交換しました。
 災害共済給付制度の運営につきましては、実は非常に複雑かつ深刻な
問題があります。
 その具体的な内容につきましては、あらためて報告させてください。

 K記者も、
「学校が事実を隠蔽し、事実ではないことを捏造してPTAや地域に流布し、
被害者本人のみならず、ご家族に対しても風評被害を与えるという
一連の人権侵害の流れを、到底看過することなどできない」
という強い問題意識を持っておられることが、ひしひしと伝わってきました。
 たいへん心強く思っています。

 リサさんの次回口頭弁論は1月18日13時15分@神戸地裁204号法廷。
 剣太くんの次回口頭弁論は2月17日11時30分@大分地裁です。
 皆さんの変わらぬご支援のほど、何卒よろしくお願いいたします。
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プロフィール

heppoko runner

Author:heppoko runner
 子どもは社会の宝です。
 なぜなら20年後、30年後の社会を支えてくれるのは彼ら彼女らであり、彼ら彼女らのいのちや権利を粗雑に扱うということは、すなわち日本の、ひいては人類の未来に対する責任を放棄することです。
 そんな無責任な態度は、断じて許されません。
 子どものいのちと権利を守るために、わたしたちはなにをしなければならないのか?なにをしてはいけないのか?
 いっしょに考えていただきたいと思います。

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