兵庫県立龍野高校テニス部事故を考えるウェブサイト

2007年5月24日、兵庫県立龍野高校テニス部の練習中に倒れ、いまも意識が戻らないリサさん。事故発生とその後の状況について検証し、ともに考えたいと思います。

新刊書のお知らせ(その2)

[ 2015/07/24 08:00 ]
 2015年7月22日付産経新聞大阪本社版夕刊は

 全国各地の学校でいじめや事件などの被害にあった子供の遺族ら21人が、
わが子への深い思いや不誠実な学校への怒りなどをつづった文集
「問わずにはいられない 学校事故・事件の現場より」を9月に自費出版する。
 岩手県矢巾町の中学2年の男子生徒がいじめを苦に自殺したとみられるなど、
いじめ問題がクローズアップされる中での出版に、手記を寄せた一人は
「同じ悩みを抱えている親への助言、不幸な出来事を繰り返す教育現場への
提言になれば」と話している。

 《1年近くいじめを見て見ぬ振りをしてきた担任の熱演に、実情を知る当人は
深く傷ついたに違いない。親も長い間、おかしいとは思いながら気づいてやれ
なかった。》
 文集の出版を呼びかけた神戸市の男性は、平成17~18年に小学5年生
だった長男が同級生から現金を脅し取られたり、殴られたりするいじめを受けて
いた当時のことを、生々しくこうつづった。担任の教師は一度はいじめの存在を
認めながら、しばらくして校長の前で「私がいじめを見過ごすはずありません」
と開き直ったという。
 親子で何とか乗り越えたが、男性はいじめなどでわが子を失った遺族らの
集会に出席し参加者と話すうちに、「亡くなった子供の思い出や親の経験を
記録として残したい」という声が多いことに気付いた。今年1月から、知り合った
遺族らにメールで文集への参加を呼びかけ、計21人が手記を寄せた。
 《中学に入り、初めて死にたいと思った時、あることを決意した。この中学校
生活3年間で、『7回』死にたいと思ったら迷わず死のうと。》
 東京都足立区の中学校で22年10月、同級生から屈辱的な呼び方を繰り返さ
れたことを苦に自殺した3年の男子生徒=当時(14)=の母親は、息子の遺書
に記されていた死への決意を包み隠さずつづった。男子生徒は亡くなる少し前の
運動会で元気な姿を見せ、母親は深刻な悩みを抱えていることに気づかなかった
という。
 文集にはいじめだけではなく、教師から厳しい指導を受けたことをきっかけに
自ら命を絶った子供の親も苦しい胸の内を明かしている。
 《どうして生きていてくれなかったのか…どうして気づくことが出来なかったのか。
後悔はずっと一生するやろうけど、健司なりに考えた『健司の命の使い方』だった
と理解し、納得しようと努めています。》
 14年3月、兵庫県内の公立高校1年の西尾健司さん=当時(16)=が、教師
から生活指導を受けた夜に自殺した母の裕美さん=同県伊丹市=は息子の
異変に気づけなかった無念さを記した。
 子供を守れなかったことで今も自分を責めるという裕美さんだが、「息子が
どんな人間だったかを知ってもらえれば救いになる」と手記を寄せた。「21人の
経験や思い出が1冊の本になることで、いじめや事件がどの学校でも起こる
ことであることを知ってほしい」と訴えている。

と伝えています。

 同書の購入を希望される方は
https://ssl.form-mailer.jp/fms/f3f29bb7368867
に8月10日までにお申し込みください。
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新刊書のお知らせ

[ 2015/07/20 11:26 ]
 2015年9月、学校事故・事件の被害者家族21人が執筆する
『問わずにはいられない ~学校事故・事件の現場より~』
が刊行されます。
 購入を希望される方は7月31日までに下記の方法でお申し込みください。


 次の専用申し込みフォームから入力してください。
 振込み先、金額等をメールで返信します。
   URL: https://ssl.form-mailer.jp/fms/f3f29bb7368867
   *アクセスできない場合は、 http://www.lc-lab.com から申し込み
   フォームに入ってください。
   
   書籍代: 1冊 1,296円(税込)+送料
          *送料は1冊の場合300円。30冊以上は送料無料
   体裁:  単行本 約250ページ

   *完成次第送付します。(9月中予定)

   ※インターネットでの申し込みができない方は、下記までメールか
   電話でお申し込みください。

 <問い合わせ・連絡先>
 あうん社(出版)代理店 L.C.研究所  田原 圭子
 メールアドレス toiawase@lc-lab.com  
 TEL 06-6430-9306
 〒660-0083 尼崎市道意町7-1-3 リサーチ・インキュベーションセンター601C

新刊書のお知らせ

[ 2015/06/22 07:55 ]
 2015年6月17日、内田良・名古屋大大学院准教授の新著
『教育という病 子どもと先生を苦しめる「教育リスク」』(光文社新書)
が発売されました。
 是非ご一読ください。

 内田氏のTwitterもご参照ください。
https://twitter.com/RyoUchida_RIRIS

スポーツ事故根絶に向けて(その8)

[ 2014/02/01 11:48 ]
 南部さおり・横浜市立大医学部助教と、野地雅人・神奈川県立足柄上病院
脳神経外科部長は、
“Case of Fatal Head Trauma Experienced During Japanese Judo.”
(「日本柔道の中での致死的頭部外傷の症例」)と題する論文を共同で
執筆しました。
 これが、米Current Sports Medicine Reports誌 Jan/Feb 2014号に
掲載されています。
http://journals.lww.com/acsm-csmr/pages/default.aspx

 学校関係者、スポーツ指導者にはぜひ目を通していただきたい、と切に望む
ところです。

新刊書のお知らせ

[ 2013/06/24 15:15 ]
 『柔道事故』(内田良、河出書房新書)が発行されました。

 筆者の内田氏(名古屋大学大学院准教授)は、教育社会学の研究者
としての見地から、過去29年間で118人の中高生が学校柔道で死亡
していたという事実を掘り起こし、
「これを放置したままでいいのか?」
と、世に問うています。

 特に事故が発生した場合の事後対応について。

 ・事実に向き合い、精緻に調査を行い、事故発生に至る機序について
  明らかにしたうえで原因を究明し、実効性ある再発防止策を策定する
  というプロセスがまったく機能していないこと。

 ・責任回避を唯一の目的として関係者が一致団結し、事態の収拾と沈静化
  のために事実を隠蔽し、事実ではないことを捏造し、風説を流布する
  ことを躊躇しないこと。
  その際、被害者の権利と名誉は一切顧慮されないこと。

 ・徹底した不可視化の結果、事故情報が共有されず、したがって
  不適切な「指導」が温存され、科学的な指導法の確立につながって
  いないこと。

 まさにリサさんとご両親が経験したことが、多くの実例をもって語られて
います。

 すべてのスポーツは危険と隣り合わせです。
 にもかかわらず、競技力の向上を図るあまり、本来最優先課題であるべき
安全対策が等閑に付されているという由々しき実態が描かれています。
 柔道関係者のみならず、教育関係者にはぜひ、ご一読を願います。
プロフィール

heppoko runner

Author:heppoko runner
 子どもは社会の宝です。
 なぜなら20年後、30年後の社会を支えてくれるのは彼ら彼女らであり、彼ら彼女らのいのちや権利を粗雑に扱うということは、すなわち日本の、ひいては人類の未来に対する責任を放棄することです。
 そんな無責任な態度は、断じて許されません。
 子どものいのちと権利を守るために、わたしたちはなにをしなければならないのか?なにをしてはいけないのか?
 いっしょに考えていただきたいと思います。

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