兵庫県立龍野高校テニス部事故を考えるウェブサイト

2007年5月24日、兵庫県立龍野高校テニス部の練習中に倒れ、いまも意識が戻らないリサさん。事故発生とその後の状況について検証し、ともに考えたいと思います。

新潟県立高自殺事件、第三者委が調査報告書を公表

[ 2016/09/07 10:49 ]

 2012年7月31日から8月1日にかけて、新潟県立高校3年生(当時)
男子生徒が自宅で自殺するという事件が発生しました。
 これについて16年7月25日付で、第三者調査委員会が調査報告書を
県教育委員会に提出し、新潟県は16年8月31日付で公表しました。
http://www.pref.niigata.lg.jp/kyoikusomu/1356782190163.html

 男子生徒は部活動をめぐるトラブルに巻き込まれていましたが、調査委は
教諭らの生徒に対する指導について
「一貫性を欠く恣意的なもの」
と批判し、
「男子生徒の言い分に耳を貸さない一方的な対応が、自己肯定感の低下に
つながった」
として、自殺との因果関係について言及しています。

 事後対応については、校長は遺族に対して
「教諭や生徒らに聞き取り調査したが、原因は特定できない」
と説明していました。
 にもかかわらず、校長が県教委に提出した事故報告書には、男子生徒が
残した遺書の記載内容に着目し、
「部活動に関するトラブルに対する自責の念によるもの」
と記載していたことが明らかになっています。
 これについて調査委は、「自責の念による」と判断したことについて
「遺書全体のきちんとした読み取りを省略した上でなされたもの」
として、短絡的かつ一方的な決めつけであるとの見方を示しています。
 そして遺族に対する説明とは異なる内容の事故報告書を作成し、県教委に
提出したという事実について、学校側の対応が
「あまりにも自己保身的」
であると厳しく批判しています。

 調査委は県教委についても、
「学校と高校教育課が一体となって自己保身的な対応を行ったことが
遺族の不信感を強烈に増幅させることになり、対立を激化させ長期化させる
ことになった」
とし、その不誠実な対応を痛烈に批判しています。

 生徒の父親は
「指導死の事実を知っていただくためにも、より多くの方にこの報告書を
読んでいただきたい」
とコメントしています。
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プロフィール

heppoko runner

Author:heppoko runner
 子どもは社会の宝です。
 なぜなら20年後、30年後の社会を支えてくれるのは彼ら彼女らであり、彼ら彼女らのいのちや権利を粗雑に扱うということは、すなわち日本の、ひいては人類の未来に対する責任を放棄することです。
 そんな無責任な態度は、断じて許されません。
 子どものいのちと権利を守るために、わたしたちはなにをしなければならないのか?なにをしてはいけないのか?
 いっしょに考えていただきたいと思います。

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