兵庫県立龍野高校テニス部事故を考えるウェブサイト

2007年5月24日、兵庫県立龍野高校テニス部の練習中に倒れ、いまも意識が戻らないリサさん。事故発生とその後の状況について検証し、ともに考えたいと思います。

保護者の知る権利について(その46)

[ 2014/03/19 08:36 ]
 2014年3月18日山形新聞は

 天童市の中学1年の女子生徒が山形新幹線にはねられて死亡し、自宅から
いじめを受けていたと記したノートが見つかった問題で、遺族から開示するよう
要望があった全校生徒対象のアンケート結果について、市教育委員会は17日、
山形新聞の取材に対し、非開示とする方針を明らかにした。
 いじめ防止対策推進法は、学校がいじめの調査を行った際、調査に係る事実や
その他の必要な情報を適切に提供すると定めているが、市教委はアンケート結果の
開示は適切ではないと判断した。
 アンケートの結果について、市教委は「不確かな情報やうわさ話が含まれており、
そのまま開示することはできない」と説明。非開示の理由として、(記された在校生の)
プライバシーの保護、さらには他の保護者から公開しないでほしいとの要望があった
ことも挙げた。
 同法が学校に対し説明責任を求めていることについて、市教委は「『適切に提供する』
の部分を考慮すれば、アンケートの開示は適切ではないと考える」との認識で、
「生徒への聞き取り調査と合わせ、事実が確認できた内容を遺族に開示する」との
考えを示した。(後略)

と報じました。

 これによると天童市教委は加害生徒の人権は保護し、遺族以外の保護者の要望も
聞き入れようとしていますが、被害者と遺族の人権を保護し要望に耳を貸す考えは
ないようです。

 13年3月28日、いじめを苦に自殺した奈良県橿原市立中1年生(当時)女子の
母親は
「学校と市教委が情報を独占し、ルールまで一方的に決定しようとしている。
これは到底理解できない」と疑義を唱え、
「遺族は学校や教委と対立することが本意ではない。ただ『わが子の身になにが
起こっていたのか?』『なぜ死ななければならなかったのか?』を知りたいだけ。
 そして親なのだから『知る権利』があるはずだ」と述べました。
 そのうえで
「あらためて周りを見てみると、同様の事案があまりにも多くあることに愕然と
している。もう二度とあってはならない。こんな思いをするのはわたしたちだけで
たくさんだ。再発防止を心から願っている」と訴えています。

 さらに学校と教委が隠蔽工作を図ることについて、
「加害者や、『自分も加害者かも』と思っている子どもたちにとっては、反省と謝罪の
機会を奪われること。反省も謝罪もさせてもらえない子たちは、心にのしかかっている
重荷を背負ったまま大人になり、死ぬまで自責の念に苦しむことになるだろう。
 真摯に反省し謝罪すれば、遺族も遅かれ早かれ許すことができる。でも反省も謝罪も
ないままでは許すこともできない。これは遺族にとっても辛いこと」
とコメントしています。
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プロフィール

heppoko runner

Author:heppoko runner
 子どもは社会の宝です。
 なぜなら20年後、30年後の社会を支えてくれるのは彼ら彼女らであり、彼ら彼女らのいのちや権利を粗雑に扱うということは、すなわち日本の、ひいては人類の未来に対する責任を放棄することです。
 そんな無責任な態度は、断じて許されません。
 子どものいのちと権利を守るために、わたしたちはなにをしなければならないのか?なにをしてはいけないのか?
 いっしょに考えていただきたいと思います。

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