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兵庫県立龍野高校テニス部事故を考えるウェブサイト

2007年5月24日、兵庫県立龍野高校テニス部の練習中に倒れ、いまも意識が戻らないリサさん。事故発生とその後の状況について検証し、ともに考えたいと思います。

全国学校事故・事件を語る会、文科省に要望書を提出

[ 2018/12/09 08:49 ]
 2018年12月7日、「全国学校事故・事件を語る会」の代表世話人、
内海千春氏と宮脇勝哉氏は文部科学省を訪問し、柴山昌彦文科相宛に、
「被害者救済の観点に立った学校事故・事件の事後対応の充実について(要望)」
を提出しました。
 要望書の全文は、同会ホームページをご参照ください。
https://katarukai.jimdo.com/

 両氏と約1時間にわたって面談した、安彦広斉・総合教育政策局
安全教育推進室長は、冒頭
「(16年3月に同省が公表した『学校事故対応に関する指針』などの)
指針は指針として、どう対応していくか、どう施策に生かせるか、
検討していきたい」
と述べ、同会からの要望を教育現場に反映していく意向を示しました。

 宮脇氏は、学校事故・事件の事後対応について
「被害者がほったらかしにされている」
との現状認識を示したうえで
「たとえばインフルエンザが流行すれば、1週間程度学年閉鎖する。
 生徒が死亡し、あるいは重篤な後遺障害が残るような事故・事件が
発生したら、同様に授業を休んで生徒や教員に事情聴取して結果を
とりまとめ、被害者と家族に対して説明責任を果たすのはあたりまえ」
と述べました。

 内海氏は
「昨年も同様の申し入れをしたが、教育現場には周知徹底されていない」
とし、全国各地で設置されている調査委員会についても
「被害者や家族の心情を理解することで信頼関係は構築されるのではない。
問いに対して答えること、情報を開示することでしか信頼関係は担保されない」
と指摘しました。
 また
「生徒が自死したら、教員は『えーっ!』と驚くのではなく、『あっ』と呟く。
これはなにか思い当たる節があるからだ。
 にもかかわらず学校は事態の沈静化をもくろみ、賠償や処分といった
問題を回避することが至上命令となり、そのために事実を隠蔽する。
 事実解明は対話による解決を実現するために、学校と被害者・家族との
間に信頼関係を醸成するための手段だ」
と述べたうえで、
「教員は日常起きている様々な事案を捉えて生徒らを指導している。
 しかし重大事案が発生したら『なかったこと』にしてしまおうとする。
 だから、いじめ自殺事件が発生しても加害生徒らを指導せず、
反省も促さない。
 これでは日常の指導との整合性がとれないし、いつまでも同じことが
繰り返される」
と強調しました。
 これは部活動や生徒指導において、教員が生徒らに暴行を加え
暴言を吐いたとしても、周囲の教員たちが見て見ぬふりをしていることと
同じ構図です。
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「JNNドキュメンタリー ザ・フォーカス」のお知らせ

[ 2018/12/08 09:23 ]
 2018年12月16日深夜、TBS系で
「JNNドキュメンタリー ザ・フォーカス」
が放映されます。
 このなかで09年8月22日、大分県立竹田高校剣道部の
練習中に発生した工藤剣太くん死亡事件の背景をえぐります。
 そして、今日に至るまでの両親の戦いの日々を描きます。
https://www.tbs.co.jp/jnn-thefocus/

 皆さん、是非ご覧ください。

新刊書のお知らせ

[ 2018/12/06 08:58 ]
 『剣太の風』
(文と朗読・空羽ファティマ、字・おかん、切り絵・海扉アラジン)
が発売中です。
 これは2009年8月22日、大分県立竹田高校剣道部の練習中に
顧問教諭だった坂本忠文氏から暴行を受け、熱中症による多臓器不全で
亡くなった工藤剣太くん。
 彼の生い立ちから事件当日の様子、そして不誠実で冷酷極まりない
学校の事後対応と損害賠償請求訴訟。
 そして今日に至る過程を描いたものです。

 制作はキャメルン・グループ(http://camelun.com/)
ISBN978-4-391-13362-2
 本体価格1,500円。
購入に関するお問い合わせは
fatima@camelun.com
または
https://www.amazon.co.jp/dp/B07J37V786/ref=cm_sw_r_li_awdo_c_NZKbCb9242GEE
までお願いします。

大阪市の水泳事故、第4回和解協議

[ 2018/12/02 11:56 ]
 2013年8月14日、大阪市の障害者向け水泳教室の練習中に死亡した
国本考太さん(当時24歳)の両親が、運営していたNPO法人と
女性コーチを相手取って提訴している損害賠償請求訴訟の控訴審。
 18年11月30日、大阪高裁(江口とし子裁判長)で4回目の
和解協議が行われました。
 次回和解協議は12月12日16時30分から行われます。

第5回SSJシンポジウム@早稲田大学

[ 2018/11/28 20:19 ]
 2018年11月24日10時00分から17時00分まで、NPO法人
スポーツセーフティー・ジャパン(SSJ、代表理事:佐保豊氏)が
早稲田大学井深大記念ホール(東京都新宿区)で第5回シンポジウム
「Beat the Heat~スポーツ中の熱中症死亡事故ゼロを目指して~」
を開催し、国内各地はもとより海外からも約140人が参加しました。
 同法人によると、参加者は過去最多ということです。

 佐保氏は、スポーツ事故で留意すべき点として「HEART, HEAD, HEAT」
 すなわち心疾患、頭部および頸部外傷、そして熱中症だと指摘し、
「このうち予防可能で、死亡事故をゼロにできるのは熱中症だ」
と述べ、シンポジウムの趣旨を説明しました。

 そして大分県立竹田高校剣道部の練習中に熱中症による多臓器不全で
死亡した工藤剣太くんの父・英士さん。
 兵庫県川西市立川西中ラグビー部の練習中に熱中症による多臓器不全で
死亡した宮脇健斗くんの父・勝哉さん。
 専修大附属高女子バレーボール部の合宿中、急性硬膜下血腫で死亡した
草野恵さんの母・とも子さん。
 滋賀県愛荘町立秦荘中柔道部の練習中、急性硬膜下血腫で死亡した
村川康嗣くんの母・弘美さんが、それぞれの経験を語りました。
 これらの事故が起こったのは、すべて7月から8月にかけての夏休み中で
猛暑にもかかわらず給水や休憩に配慮が欠けており、指導者が非科学的な
しごきを繰り返し、生徒の異状を正確に把握できず救急搬送を怠ったために
最悪の結果を招いた、という点で共通しています。
 
 南部さおり・日本体育大准教授は、
全国各地から講演を依頼されることが多い、としたうえで、
「多くの先生は真面目に話を聞いてくれるし、『たいへん参考になった』
という感想をよせてくれる。
 しかし問題のある先生に限って講演会には参加しないし、参加しても
アンケートには罵詈雑言を書き連ねたりする」
と述べ、いまだスポーツ界には独善的な指導法をよしとする指導者が
少なくない現状を告発し、
「部活動中の熱中症は人災」
と痛烈に批判しました。

 永島計・早稲田大教授と永田高志・九州大医学部助教は、医師の立場から
「熱中症を予防するには、WBGTを参照して暑すぎるときは運動しないこと。
 現場でのリスク管理を徹底すること。
 体温を継続的に測定するセンサーを装着したシャツなどがすでに商品化
されているので、こうしたテクノロジーを利用すること。
 暑熱順化によって暑さに強い体をつくり、指導者は常に生徒たちの様子に
気を配ること」
を異口同音に訴えました。

 細川由梨・立命館大講師は、米国では公認資格を有する
アスレティック・トレーナー(AT)が
「全米の高校の約70%、生徒数に換算すれば約80%で配置されている。
 ATが生徒たちの安全対策に責任を負っている」
という実態を報告し、我が国で早急に取り得る安全対策として
「(WBGTを基準にするなど)ルールを変えればリスクは低減できる。
コストも必要ない」
と提言しました。

 なおユニセフは18年11月20日、「子どもの権利とスポーツの原則」を
発表しています。
https://www.unicef.or.jp/news/2018/0187.html
プロフィール

heppoko runner

Author:heppoko runner
 子どもは社会の宝です。
 なぜなら20年後、30年後の社会を支えてくれるのは彼ら彼女らであり、彼ら彼女らのいのちや権利を粗雑に扱うということは、すなわち日本の、ひいては人類の未来に対する責任を放棄することです。
 そんな無責任な態度は、断じて許されません。
 子どものいのちと権利を守るために、わたしたちはなにをしなければならないのか?なにをしてはいけないのか?
 いっしょに考えていただきたいと思います。

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